相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へのレビュー・感想・評価
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ガッカリもいいところ
スカパーの再放送もチェックして見る私だが、これはガッカリ。
相棒をよく見る人ほど、がっかりすると思う。
ラストシーンで、どんなドンデン返しがあるのか?
と、いろいろ想像していたのに。
そのまま。
え?ほんまに、コレで終わり?
としばらく席を立てなかった。
相棒史上最高のミステリーというのは嘘だった。
ミステリーでも何でもなかった。
これからは、テレビに専念して劇場版は見ません。
(苦笑)
絶対許しがたいラスト7分の対話!!
娯楽作品にあるまじき政治的対話シーンに憤慨!!
犯人の発言「友人(多分米国?)からもたらされた平和ボケという病にかかっている日本人を目覚めさせ、自ら行動を以って率先した。」
右京の反論「国防という、はやり病にかかってしまっては、更に危ない。」最後に右京と相棒が語り合って終わる……「一体何を護るというのでしょうかね?血を流し合うだけで、出口はないものでしょうか?…きっと良い出口はあるに違いありません。」
安倍政権を支える世界常識保守派 VS リベラリストという美名に酔う護憲派 のような構図です。相棒ファンは後者に誘導されてしまいます。 中露の横暴な軍事力行使が現実なので、
妄想に一人悦に入る平和幻想から目覚めるのが、妨げられる映画
です。作者か脚本家は後進や子孫に責任を持つ真の日本人でしょうか?自問自答して、猛省を促します。
どこで飲むかを練る。
劇場版3作目。
そう、未だに私も毎回(しつこく)間違えるんだけど…
映画版は最新ドラマのひとつ前でしたね!時系列的に。
おぉ!なんで三浦さんが!?ってまた言っちゃった。
だからぁ~、このシリーズはねぇ~、って、
いつも隣で説明してくれる友人に感謝、感謝であります。
ドラマ版も社会派らしく、毎回時事ネタを多く取り入れた
内容を見せるこのシリーズ、映画はその舞台を広げる程度で
面白いかどうかは…脚本次第ですよね?といったところ。
今回はずいぶん遠くに行ったんですねぇ~と思ったけれど、
自衛隊絡みでその方向性…だと予告から散々観てきたので、
特にうわっ!と思ったところはなかった。
謎の民兵組織…といっても、エ、釈由美子が?なんて
そのうちお色気シーンでも出してくるつもりかしら?などと
かなり不謹慎なことまで考えてしまった始末(ゴメンなさい)
右京さんは相変らず、絶海の孤島でもティーを飲んでいる♪
インタビューではどこで飲みましょう?なんて監督と練った
らしいけど、そこを練るなら違う部分を練ればいいのに~と、
またしても余計なことを考えてしまった。
スーツもビシッと決まって素晴らしい。絶海の孤島関係なしv
カイトくんは頑張っているし(すっかり馴染んできていい感じ)
今回はあの神戸尊が再登場、ファンにとって嬉しい揃い踏み。
推理の方は…あぁなるほど^^;と思ったけれど、怪しい人間が
最初から怪しい対象なので…これはもう…各々想像の範疇で。
色々とツッコミどころは満載だけど、実に相棒らしい作品。
描き方はどうあれ、平和に対する考えや見解が一方向ではない
(当たり前だけど)ことが国防をテーマにして考えさせられる。
私もまったく自衛隊関連には疎いんだけど(現問題に於いても)
そんな時はTVで熱く語る元自衛隊出身の俳優・今井雅之が
コメンテーターの「バラ色ダンディ」の木曜日を見て勉強する。
カンケーない、で済まされない問題が、あちこちにゴロゴロと
転がっていることを知らされ、かなり愕然とする昨今なのだ。
(ひとつ、よろしいですか?そのカップ、どう運んだんでしょう?)
今回は
前作が良かっただけに残念・・・
この時代に、強いメッセージ性
正直、ストーリーとしては本当に物足りなかった。この程度なら、普段のドラマや2時間スペシャルで事足りるだろう。しかし、この劇場版3は、今の日本に必要なメッセージを、後半にドカンと入れてきている。
いくら国を守るためでも、人を傷め殺す武器や兵器を持つべきじゃない。こんな考え方を、映画の中で神室は「あなた方は、"平和ボケ"という名の重い病に侵されていますよ」と言っていた。それに対して右京が「あなたの方こそ侵されている。"国防"という名の流行り病に」と反論。
相棒3は、「反日映画」との評価もある。頭の弱い人々が見るとそう思うのかもしれないけど、相棒がドラマのseason1から一貫しているのは「人を殺すな、法を犯すな」というただそれだけのこと。
"国防"を盾に、自衛隊の問題(他国に攻撃できるレベルとして集団的自衛権の行使ができるか否かという問題。できる訳が無いが。)、改憲の問題に揺れる今の日本に、「相棒」のメッセージ性が強く突き刺さった。
カイトwwwwww
相棒なのに、完全に右京さんしか、仕事してねー!
カイトは何かした?
見せ場がバースデーソング歌ってる所くらいしか、記憶にないくらい空気だったけど…。
ストーリーも微妙。
通常放送で2話な跨ぐくらいで良かったんじゃないか?
1と2より完全に劣っている。
最後の、平和ボケと国防の討論も不要。
ただ、釈由美子って、あんなに演技ちゃんと出来るのに驚いた!
流行り病と長患い
いやね、悪くはないと思うんです。
悪くはないと思うんですが。
うーむ、期待値を上げすぎてたというか。
期待していた路線と違ったというか。
絶海の孤島での殺人事件というシチュエーション。
“『相棒』史上最高密度のミステリー”という謳い文句。
ここからのイメージだと、僕としては
金田一耕助シリーズ等のおどろおどろしくて
どろりとした雰囲気の連続殺人もの、
あるいはジョン・マクティアナン監督の
『閉ざされた森』のような、ヒネリを
利かせまくったミステリ(あの作品は
ミステリとしての強度はもう一歩だけど
雰囲気は好きだった)を期待してしまう。
けど、違うんすよね、今回。
ミステリとしての強度よりも、事件を通して浮かび
上がってくるテーマをより重視した作りになっていた。
* * *
『相棒』を長く観られている方ならご存知と思うが 、
ドラマシリーズの『相棒』は各エピソードを
多くの脚本家の方々が書かれており、
なかでもメインエピソードを多く手掛ける興水泰弘氏
の脚本は、警察あるいは国家のシステムに潜む
危うさや矛盾点をフィーチャーしたものが多い。
端的に言えば、テーマのスケールがデカい。
で、彼の脚本は、テーマに重きを置きすぎてミステリ
としての出来がかなり雑になる場合がちらほらあると
僕個人は感じている。
今回の劇場版はそちらのパターンだと思う。つまり、
テーマ重視で物語を観る方はきっと気に入るだろうが、
『純粋にミステリを楽しみたい』あるいは
『ミステリと重厚なテーマのバランスを楽しみたい』
という向きには不満が残る出来だと思っている。
殺人の偽装トリックは“トリック”と呼べるほどのものじゃ
無いし、犯人を追い詰める証拠も決め手に欠ける。
そもそもあんな証拠の品を残している所も違和感。
* * *
じゃあ全然面白くないかというと、そんなことはない。
劇場版ならではのスケールを感じさせる点も多いし、
『相棒』ファンならニヤリのシーンも満載だ。
まず画作りで言えば、
ドラマよりも陰影が強くザリザリとした感じや
鬱蒼とした密林の風景は見応えがあるし、ハデな
爆破シーンや特殊部隊+ヘリ登場も劇場版ならでは。
そしてその異常状況でも紅茶をたしなむ右京さん(笑)。
いつも通りの好奇心とフットワークでどんどん事件に
首を突っ込んでいく。
2代目相棒の神戸くんと3代目相棒のカイトくんの
やり取りにもクスクスさせられたし、
お馴染み捜査1課トリオ(三浦刑事、今回だけ復活!)
と鑑識の米沢さんが、いつもの右京さんらしい
強引なやり方でイヤイヤ(笑)捜査に参加させられるのも
可笑しい。
* * *
そして、テーマについては流石は『相棒』。
あまり細かくは書かないが、
『自衛』という目的の為に赦される行為の
きわどい境界線について、その線の
“あちら側“と“こちら側”の主張を
非常に分かりやすく示してくれる。
このテーマに対する答えは映画内では示されない。
そりゃそうだ。2時間の映画で答えが出るほど
簡単な話なら、とっくに世界中ピースフルだ。
要は右京さんやカイトくんのように、
現状から目を背けず、かといって極論に走らず、
“あちら”と“こちら”の立場の人々が妥協し合える道を
探し続ける意識を持つ事が肝心なんだろう。
とまあ、当たり前の事をエラそうに語ったところで
今回のレビューおしまい!
<2014.04.27鑑賞>
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余談:
冒頭の脚本家つながりで一言。
『相棒』劇場版の中では僕は『1』が一番好き。
話にケレン味があって、テーマも市井の人々の
心情に寄り添ったものだったと思う。
ちなみに『1』の脚本は戸田山雅司氏。
あと、各エピソードと脚本家さんをそんなに
しっかり把握してる訳じゃないが、最近は
太田愛氏の脚本作品がお気に入り。
レビュー見過ぎたらダメ!
これは相棒ではない
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