「相棒が好きだからこそ評価出来ない」相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ 活殺自在さんの映画レビュー(感想・評価)
相棒が好きだからこそ評価出来ない
過去作品やスピンオフでは相棒であるキャラがしっかり活躍します。
しかし、今作ではカイト君はただ居るだけ。
劇中のとある問いかけにも完全にイエスマン。
内容も右京さん原理主義のような作品。
杉下右京は正義です。
それも小野田公顕曰く「暴走する正義」です。
国や組織や個人の名誉などを傷つけてでも法を遵守するというある種のサイコパス的正義。
それ故の後味の悪さこそが相棒の魅力だと私は考えています。
今作ではそれすらも中途半端。
先ほど右京さん原理主義と言いましたが訂正します。
「右京さんらしさ」も足りない、いわば水谷豊作品です。
水谷豊が大好きな人はもうちょっと点数が高くなるかもね。
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