「期待が高かっただけに、外され感が・・・」相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
期待が高かっただけに、外され感が・・・
う~ん、どうでしょう~。期待したからなのか、ちょっと釈然としないものを感じます。
これまで、相棒の映画は、スピンオフを含めると本作含め5作品。その中で、一番完成度が低いと言わざるを得ません。何が悪いのか?脚本の作りこみが足りないのではないでしょうか?相棒といえば、時事問題と絡んだ話で有る事が、そのドラマの面白さに一層の魅力を与えているのですが、日本で民兵ですが・・・。まぁ、アメリカでは問題になっていますし、日本でも今度は出て来るでしょう。でもねぇ。【今】ですか?と言う感じです。
それでも、民兵達、そして、物語の行き掛かり上でてくる自衛隊員の所作が、それなりになっているのであれば、まだ無理矢理なテーマ設定に目を瞑ったんですが、ちょっと酷い。突っ込みどころ満載と言うか、日本は、ミリタリオペレーションを経験している人材が圧倒的に少ないので、抱腹絶倒の所作もOKなんですかねぇ。
それと、これも物語の行き掛かり上でて来るんですが、警視庁航空隊のヘリ、何ですか?あれは。車は、劇用車と言う事で、実際のパトカー同様のカラーリングが施されていますが、赤を基調としたカラーリングのヘリに無理やり“警視庁”とそして警察の星のマークを書いただけですか。あの、警察カラーのヘリは、認められないということなんですかね?
ヘリつながりで言うと、チヌークが出て来るんですよねぇ。でも、エンドロールを見ても、協力に自衛隊の文字は出てこないので、あのチヌークは何?CGですかね?あるいは、資料映像?
TVのレギュラー放送も、視聴率が落ちてきているらしいですが、ちょっと本腰を入れて立て直さないと、今後の相棒は大変なことになりそうです。