WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常のレビュー・感想・評価
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林業がテーマだったので見ました。
典型的な今時の若者が変わっていく様が、楽しく見れました。
伊藤英明君もはまり役でした。
学生時代の友人が、遊びに来た時のシーンで帰らせてしまったクダリが最高でした。
邦画もいいなぁと思った作品の一つです。
山で働くこと
光石さん演じる中村林業の親方の言葉にグッときた!自分達の仕事の結果が出るのは死んだ後、早くて100年後だ。それでもそうやって山を守らなきゃいかん。。
ただの青春映画じゃなくて、日本の残したい風景や生活を考えさせられたよ。
悪の経典で伊藤英明に殺された染谷君が、最後抱き合いながら泣いてるのは微笑ましくて笑えた!
謎の女のヒロイン度が期待に届かん
田舎の暮らしはとても普通に描かれていて特に映画で見るまでもなしといったところ。田舎なのでぶっ飛んだ設定も難しいだろうという感じ。伊藤英明はまあぶっ飛んでましたが、林道で飛ばし過ぎると谷底転落になっちまうんで。
長澤まさみさんはもう少し輝いてもいい気がしたが、山奥なので遠慮したかなあ。
そして、生活はつづく。
非常に良かった。
丁寧な構成、豊かだが諄くない映像表現。
そして役を体現した俳優陣。
これらが話への没入度を高め、全編通して素直に楽しめました。
まず丁寧な構成。
特に作中で登場するモノの使い方、多面的な役割の担わせ方が非常に巧かった。
或るモノが話の進展に応じて複数回その意味合いを変える。
物言わぬモノが状況に応じて登場人物達の動機や気持ちや成長 等を雄弁に語る。
その表現方法にグッときました。
また映像表現も豊か。
伐採場面は実際に樹を切っているため臨場感が段違い。
チェーンソーを使っている際の高い音や粉末の飛び散り具合も良かったですが、樹が倒れた…という瞬間の振動。
迫力ある地響きを体感することが出来ました。
台詞での過度な説明をせず映像で魅せる/伝える表現方法も良かった。
勇気の成長や神去村の面々との関係性も映像で自然に表現。
後々の伏線となる事物に対して「これが後々大事になりますよ」と不自然な強調をしない点も好感を持ちました。
あと勇気が街と神去村の間を移動する際のコマ撮り映像表現も好きでした。
勇気の人生が今動きだしているような印象を持つと同時に、街と村の余白部分の違いや周りの人間の違いも見えて楽しかったです。
そして俳優陣も良かった。
主演の平野勇気を演じる染谷将太の顔。
無関心で不貞腐れた、寝惚けたような顔から始まり。
話が進むにつれて徐々に目が開いてきて表情豊かに。
勇気の成長が表情でも表現されていた点が良かったです。
個人的には“口を尖らせた”顔が最高に合っていました。
また飯田ヨキを演じる伊藤英明。
本作の登場人物のうち最も印象深い人物であり、登場時の手鼻の見事さで心を掴みそのまま全編通して大暴れ。
真直ぐな、時として真直ぐ過ぎるヨキという役を伊藤英明が体現。
鍛え上げられた体、そして伐採場面で滲み出る自信や安定感が人物に納得感を与えていました。
嫁との生々しい遣り取りも含めて非常に良かったです。
その他、神去村の面々は皆安定感があり。
神去村に昔から居たような気持ちにさせる生活感が出ており話の没入度が高まりました。
後の世代で伐採可能となる樹を今日植える林業を通して連綿と続く人間の営みが描かれる本作。
笑って、泣いて、そして笑って。
素直に楽しめる作品です。
オススメです。
エンドロールは最後まで見届けて、更に爆笑!
この作品は何と言っても、邦画界きっての若手実力派俳優、染谷将太の魅力が面白可笑しく、矢口監督に因って余すところなく大画面に描き出される、染谷将太の一人芝居の個性に魅せられる大爆笑映画かと思っていたが、観てみたら実際は少し違っていた。
主人公のキャラは確かに都会育ちのモヤシッ子?(今では死語となりモヤシでは意味不明かな?)である、勇気君の青春コメディー、成長物語なのだが、もう一つのこの作品の魅力と言えば、長澤まさみの可愛らしさが堪らない映画でもあると思う。
と言うより、むしろ本作では、染谷以上に長澤の存在感と魅力があったと思う。
この作品の主人公の勇気君は、高校卒業を間近に控えていても、大学進学の夢も希望も学力も無ければ、熱意も無い。
一体何故一番輝いている筈の、人生の中で最も楽しくて、大切な時期であるティーンと言う時代を、どうしたら此処まで詰まらなく、シラケて生きられるの?と疑問すら持ちたくなるキャラの勇気君が、ひょんな事から、思わぬ植林業と言う異業種にチャレンジする事から始まる、青春泣き笑い、成長映画と言う感じで充分に楽しめる、邦画としては結構お得感が有り、良い線だねと高感度抜群の映画だった。
だがそれと同時にこの作品を観て、内容は全く違う作品なのだが、新藤兼人監督の「午後の遺言状」を想い起こした。
と言うのも、確かに主人公である若者の心の成長を描いた青春映画がメインの作品なのだが、それと同時に、今では忘れられがちな、我が国の伝統文化を描き出している点で、新藤監督が描いている作品の世界観のようなものを本作品にも漂わせている気がした。
そしてこの主人公勇気の就職先の上司である飯田を伊藤英明が演じているのだが、この伊藤英明も、結構こう言う役処を演じさせてみるのも確かに面白いものだと思った。
そしてもう一つはその伊藤英明が演じた飯田の祖父が植林した木を切り出しするシーンが有るのだが、思わず涙のシーンだった。
都会で生活している私などは確かに日頃は、住宅に使われている木材の産地や、家具に使われている素材である木材の出処について余り深く気にした事がなかった。
ましてや政治家でもない、一般国民である我々と何ら変わりのない人々である植林業に携わる人々が、百年後の日本の人々の暮らしや生活、自分の未来を生きる人々の幸せや、生活環境の豊かさを護ると言う事に迄想いを持ち、誇りを持って自己のやるべき日々の仕事の重要性を認識して、黙々と日々ひたすら自然と向かい合って、生き続けてこられた人達の努力の御蔭で、今の快適な生活がある。都会暮らしの私にも、その事を想い起こす事が出来たこの作品のメッセージは素晴らしい感動を私に残してくれた。
単なる青春ドタバタ劇のみ終わらず、コメディーでありながらも社会性派の骨太のメッセージを持った作品で、思いの外本作は良かった!
宣伝が足らない?
最初から最後まで笑いで惹きつける。
ありきたりの展開といえばそうなんだけど、爽やかな後味で、観て良かったと思える作品。
テルマエ、アナ雪、青天…のプロモに押されて全くと言っていいほど注目されてないけど、役者さんも演技派揃いだし、もっと話題になっても良いと思う。
男のロマン
とにかく後味のいい映画でとてもよかった。今までの原案、脚本、監督矢口さんの作品にはイマイチツメの甘さを感じでいたのですが、今回の作品はそれを払拭させた感じがした。林業という仕事は並大抵の仕事ではなくあくまで映画の中ではコミカルさも含め表現しているけど、なぜだか「男のロマン」をも感じさせられると同時に単純に自然を大切にするのではなく「次世代にできること」を考えさせられた。
最高!
予告編を観た時から絶対に観る~と期待じゅーぶんで観に行きました。
もう期待以上でした。
笑えるし泣けるし…
主人公の目の輝きが少しずつ増していって山の男になっていく感じもとてもよく清々しい映画でした。
伊藤英明さんも本当に愛すべき山の男にしか見えなくて…ちょびっと引きずっていたハ○ミンの恐怖感も払拭できた感じです。
あと1つ気になったことなのですが…
主人公は都会に帰ってくるシーンの映像(あえて合成っぽい?)
バックの街並みが自分が観ていた映画館のある街が映っていたのですが…
あれって映画館ごとに違う街並みなんて凝った演出あったりするでしょうか?
単なる偶然かな~?
ストーリーがギッシリ詰まった映画
林業へ敬意も含め、不快なシーンがなく、ほんわかな雰囲気になごむ。真面目なところも笑えるところも分かりやすく、笑えるところは映画館にいた人が同んなじタイミングで笑ったり。林業研修の一年間に真面目も笑いも恋愛も、すべてが詰め込められていてとても楽しめた映画だった。
もっと話題になってもいい作品
矢口監督の作品は大好きでよく観ている。
今回もちょっと期待して観に行った。
結果、思っていた以上に面白かった。
森林の映像も綺麗だし、配役がとてもいい!
ストーリーもシンプルだけれど、先が読めない感じで
わくわくしながら観ていた。
久々に楽しい映画だと思った
WOOD JOB
兎に角楽しい映画でした
笑いのツボを心得た監督の手腕に脱帽
伊藤 幸治英明のなり切りにも脱帽
しかしきちっと現代の若者の心理も描かれていた
珍しい林業の映画であり新鮮味がありました
ラストのシーンも迫力はありましたが
あれはいくら何でもVFXですよね
染谷将太君の新たな一面を発見!
映画館で思わず手を叩いて笑っちゃうほど(迷惑)面白かった。
ヒミズではじめてみた将太君の新たな一面をこの映画で発見した気がします。初めてヒミズでみた将太くんは、シリアスでミステリアスな俳優さんでした。それが今回はとても面白い、おバカでチャーミングな俳優さんでした。シリアスでミステリアスな将太君も素敵だけど、今後もっともっとコメディタッチの将太くんをみてみたいなと心から思った映画です。
また、伊藤英明さんが本当にかっこいい山の男というのを体現していて素敵でした!
このような映画という形で、これまで少し忘れかけていた、日本古来の伝統的な職業に改めて目を向ける機会をつくるというのは本当に素晴らしいことだなと思いました。
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