WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常のレビュー・感想・評価
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行動は嘘をつかない
今時のよくいる高校生 平野勇気。
受験に失敗し、彼女にも別れを告げられ仲間は次のステージに向けて進んでいる。
そんな中でたまたま見つけた山奥で行われる林業研修に参加。
この研修を見つけた経緯や動機も何とも高校生らしいというか若者らしい。
嫌々ながらも1ヶ月の研修を終え、研修生がそれぞれの受け入れ先へ行く中で、彼の受け入れ先は何と、言動が荒々しく厳しいと町中で有名な中村林業の飯田ヨキ家(伊藤英明)。
しかしながら、この出会いが彼を変える。
荒々しくもどこか優しい。また、中村林業の周囲の人も良い人柄。
そんな空気が研修生一甘い考えの彼を変えていったのだろう。
田舎にはその土地の伝統がある。
中でも祭りは最たるもの。
この祭りにかける男たちの熱意や勢いは眼を見張るものがある。
そんな祭りに1年間の育成後、東京へ帰る平野勇気の参加に反対を訴える村長の山根(柄本明)。
ここでも彼の人柄やその後の行動で村長は彼の参加を受け入れ、仲間の証である名札を手にする。
1年に一度の村最大のイベントである神去村大山祇祭り。
果たして彼はその中で何を感じるのだろうか。
また、彼を待ち受けている試練とは。
鑑賞冒頭に、彼の平野勇気という名前を見た印象はだらしない高校生。
しかし、鑑賞後にこの名前を見た印象は、大人な彼を連想させる。
今の自分を変えるきっかけをつかみたい方には特にグッと来るものがあります。
物語最後の行動。
これまた彼らしい。
面白い!!
コメディなのかなと思わせるテンポが見やすい。
今時というべきか、不純な動機で林業を目指した臆病だけど、淡々とした主人公が、
いつの間にか山の男になっていく様に引き込まれた。
総じて自然の雄大さが見事。
やっぱ映画って、こうでなくちゃね
テンポ、起承転結、笑いのセンス。
娯楽映画の条件を満たした満足できる作品。
諏訪大社の御柱祭をパロディ化したのか、女性のシンボルに見立てた輪を目掛けて、巨木にまたがって滑り落ちていくところなどは、少々やり過ぎかとも思ったけれど、行き過ぎていなくて笑いを興醒めさせることなく観れた。
ちょっと誇張はされているけれど、行き過ぎていない感が随所に表れていて、演出の良さを感じました。
たとえば、ジャケット・ブレザーに長靴とトラックキャップの村長や、庭に繋がれた犬が人に飛びついて腰降ったりするようなシーンに、実際にはないかもしれないけれど田舎の愛らしさを感じてしまいました。
そして子供達がとてもよかったですね。
私達の心にいる田舎の子供のイメージそのものでした。
そう単純じゃない、が、しかし…
思いのほか良い作品だった。
林業を取り巻く問題はたぶんもっと複雑だし、所詮はフィクションじゃないかという声もあろう。が、しかし、フィクションだからこそ伝えられることもあると思う。
とてもスッキリした後味の映画だったが、逆にそこが欠点でもある。
肩ひじ張らないけど、いい映画
のんびり映画鑑賞といった時にはぴったりな作品。でもなかなかの良作です。
矢口監督お得意のテンポの良さとギャグセンスは見事で、主役の染谷将太演じる平野君の憎めないへなちょこっぷりもいい感じです。
なかなか馴染みのない林業の作業内容や裏側が丁寧に描かれていて、職人たちの仕事や山の神様への感謝の姿勢が魅力的。
緩いけど、きっちり締める、緩急自在な映画です。
天職
人にはタイミングやきっかけがどうあれこれで食っていくと感じる時があると思います。
若いうちにみつけられればその人は幸せと思います。
この映画とても素敵だとおもいます。
それにしても、あの祭りのモチーフはチョメチョメだよな、、
笑いました。おすすめ。
とにかく楽しい
とにかく最初から最後まで気持ちよく笑えた。
優香のハイテンションぶりが全体のムードを引っ張っている。ノリは志村けんのバカ殿様に出てるときのテンションに近いんだけど、ちゃんとコントじゃなく演技になってるのはさすが。
伊藤英明と長澤まさみは、ちょっと無理して「田舎の粗野な人」を演じてるような感じで、話に入り込む妨げになったけど、中盤以降、彼らが染谷将太演じる勇気に心を開き始めた頃からは自然な演技になってた。
クライマックスの祭りは、あまりのバカバカしさに腹を抱えて笑った(褒め言葉)。
実際にはあそこまでヤバい祭りもないだろうが(実際にあったら死人が頻繁に出る)、笑えたのでいいや(笑)
ちょっとCGっぽかったけど、楽しい映画だったな。
ただ、林業シーンは実際に林業をしている友人も割と丁寧に作られていると言っていたが、シカのシーンはいただけない。
あんなに膨れ上がったシカの死体なんて食えるわけがなかろう。どう見ても死後数日が経過して腐ってガスで膨れている様相だけど、勇気を迎えに行く往路で轢いたシカを帰りに拾った、という設定であれだけ膨れたのなら、間違いなくヤバい病気だから(笑)
そういえば捌いた時に大量の腹水が出ていたな。あのサラサラで透明感がある液体は血液ではなく(そもそも死後に切ってもあんなに大量の血液は出てこない)腹水としか考えられないが、あの腹水の量はやっぱ病気だわ(笑)
あんなの食ったら相当ヤバいよ(笑)
ま、映画の本筋に関与する部分ではないけれど、手を抜いて作られた映像、ということが分かってしまうと映画全体の印象もある程度左右されるので、もう少し丁寧に作ってほしいところ。
まあそれでも、そりゃ長澤まさみがいれば、どんな山奥でも良いよな(笑)
面白い!
テンポがよく、笑いもあり、とても楽しく観ることが出来ました。
これまで考えもしなかった林業の世界を知るきっかけになった作品です。
会社生活が苦しい人にも見て欲しいですね。
いろんな仕事があるのだと励みになります。
主人公が成長してゆく様も見ていて楽しいです。
いい仕事してますね
自分も木に携わった職業の為、凄く楽しめました。
中でも、伊藤英明のチェーンソーの使い、立ち振舞い方がかなり良く、リアルな職人に見えました(笑)
さらに、大木を切るときの緊張感や、枝の剪定(芽つみ?)シーンの集中加減など、かなり良く出来てると思いました。
初仕事の主人公以外、大袈裟に安全具を着けてないところもリアルで良かった(笑)
そして徐々に仕事に対して誇りを持ちはじめる主人公にジンワリと感動させられました。
すごく好きな映画です。
期待以上の面白さ
元々は劇場で銀のスプーンを観た時にCMで流れていて
観たいなあと思っていた作品。
林業をテーマとした作品は珍しく
その中で神々との係わりや風習を混ぜ込んで
馬鹿馬鹿しくも現在の問題提起をしているという
とんでもない作品。
自分自身も田舎の割と山の中で育ったので
実感と感情移入がすんなり。
面白かったですよ。
ぜひ皆さんも。
田舎の風景が良い
伊藤英明さんの体がたまりませんでした笑
というのと長澤まさみちゃんの可憐さ。
そして主人公の流されて流されて林業というのも良かったけれど、また観るかと言われるとね笑
だけど詰まらなくない。
親方が、車の中で、林業は次の世代に繋げていくものだと。死んでから良い仕事が出来ていたか分かると言っていた。
そこ凄く勉強になりました。
そして役者も揃っている。
最後、新築中の家の木の香りに連れられて…というところは好き。
最近なかなか木の香りを感じる場所や家に行ってない。
でも田舎育ちの私。
あの山の中の生活、山。
なんか自然が懐かしく感じました。
それにしても運命って流されて出会って受け止めて決まるのかもしれませんね。
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