アフターショック(2012)のレビュー・感想・評価
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赤、青、緑
最初はわかりやすかった男たちの服の色。緑のTシャツの男がチリの金持ちで人気者のポヨ。そしてカイリーとモニカの姉妹にロシア人のイリーナと仲良くなって遊んでいたが、突然襲ってきた巨大地震。クラブの天井が抜け落ち、血みどろの地獄絵図。逃げ惑う彼らを脱獄囚たちが襲いかかる・・・
まずはアリエルが左手首を失い、病院に連れて行こうとするものの、ケーブルカーのロープが切れてしまうパニック。さらにグリンゴ(イーライ・ロス)が倒れてきた壁につぶされ、そこを脱獄囚が襲い、女の子たちもレイプという憂き目に・・・ヤバすぎ!
地震のパニック作品は数多くあるが、その後の疑心暗鬼に駆られた人間の本性ややることしか考えてないケダモノ囚人たち。途中で助けた消防士の男も逃亡を助けてくれたりするのだが、簡単には逃げられない。
イーライ・ロスらしいグロさ全開なのだが、地震までののんびりした観光映画風なところがつまらなすぎた。一応伏線も張ってあるけど、ラストショットだけは印象に残る。忘れていたよ。津波。スペイン語でもツナミと言うんですね・・・
阿鼻叫喚
前半30分余は明るい馬鹿騒ぎ、地震が襲ってからはさながら地獄絵図、コントラストという意味の前半だったのか・・。
地震の怖さもさることながら暴徒と化した人間の醜さの酷いこと、暴徒ばかりか疑心暗鬼になった普通のおばさんが避難者を銃で撃つ、教会の地下の洞窟は修道女が密かに産み落とした赤子の墓場だった、倒れ散るキリスト像が神は人々を見捨てたと言わんばかり。命からがら生き延び日差しの指す海岸に逃れた彼女の後ろに牙を剥いた津波が迫ってくるところでThe End.
結局、登場人物は皆死んでしまった・・・。
映画の舞台のチリははナスカプレートと南米プレートがせめぎ合う大地震でも有名な国。
チリ生まれの監督ニコラス・ロペスが暴力的ホラーマニアのイーライ・ロスにチリ地震で起きたことを話すうちに意気投合、映画化となったようです。
地震だけでも怖いのに本性丸出しの人間の方がよっぽど酷い、地震と言うのは天災と人災の複合災害とでも言いたかったのだろうか。
予算が無いので全編キャノンのEOS-Dで撮影したという、好き嫌いは別として、これほど救いようのない吹っ切れ方はB級映画ならではの本領発揮なのかも知れません。
日本人よ、これが地獄絵図だ!
原題
Aftershock
感想
ホステルシリーズのイーライ・ロスが放つ超過激アクション・スリラー!
前半は素晴らしい景色、セクシーな女性、最高のパーティーと男3人のチリ旅行が描かれます。
ダンスクラブで大地震が起こってからは人がバタバタ死んでいきます。
ゴア描写も焼かれたり、刺さったり、もげたり潰れたりとよかったです。
結局のところ地震、余震は怖いですが脱獄した囚人たちが一番怖いです。
秩序がなくなったら若い女性は襲われるしかないですね...。
清掃員のおばあちゃんいい人だったんですけどね...笑
消防士がまさか...笑
ラストも救いようがないですね。
Aftershockとは余震や余波の意味する。
※TSUNAMI
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自宅にて鑑賞。チリと米の合作。観光で訪れた南米チリが舞台のディザスター・パニックもの。突然巨大地震が夜の街バルパライソを襲い、飛び交う怒号と阿鼻叫喚の中、何度も響き渡る津波警報。崩壊した刑務所から囚人が雪崩込み、暴徒と化した市民と共に繰り広げられる地獄絵図。進行とともに楽しげで底抜けに明るかった中盤迄の画面とは真逆になり、次々に襲い掛かるトラブルの連続。そして迎える全く救いの無いバッドエンド。痛いシーンも何度かあり、人の心の醜さがこれでもかと見せつけられる壮絶な物語なので、観る人を選ぶ。60/100点。
・“グリンゴ”役のE.ロスは、(共同)原案・脚本・製作を兼ねる。ルックスとは裏腹に善人だか、悪人だか判らないN.マルティネス演じる陽気な“ポヨ”が一番共感出来た。“アリエル”のA.レビは、ノン・クレジット乍ら前述の二人と共に劇中で唄う"Chi chi chi Le le le (Viva Chile)"と云うナンバーを書き下ろした。
・“カイリー”役のL.イッツォは当初、D.アミーゴが演じた“バーテンダー”役だった。亦、パーティー・シーンで“VIP”役のS.ゴメスは、即興のほぼアドリブで演じた。
・僅か37日間で撮影された。街が崩壊するシーンの殆どは、実際に行われ、最小限の特殊効果しか使っていないと云う。
・鑑賞日:2016年3月10日(木)
面白くなかった
地震が起こるまでかなり長い時間、特に魅力のない男女があっち行ったりこっち来たりするのを延々見せられて退屈だった。
地震の後は、サバイバルそっちのけで殺人などの犯罪に興じる楽観的な人がたくさんいて、神経を疑った。汗や血や埃でドロドロになった女はどんな美女でも性の対象になりにくいと思う。深刻な童貞でも嫌じゃないだろうか。ヤクでもやっていたのだろうか。特に、消防士だと思っていたら、殺人マニアだったおじさん、あんな時くらい趣味を忘れるものではないだろうか。
主人公だと思っていた人があっさり死んでしまってびっくりした。ドラマとしては裏切りなのだが、面白さに全く結びつかず、残念な感じしかしなかった。
もっと他に見るべき映画がたくさんある中、チョイスしてしまったことを後悔した。
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