劇場公開日 2013年10月26日

ロスト・ボディのレビュー・感想・評価

全42件中、41~42件目を表示

4.0ツケは必ず支払われる

2015年8月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

死体安置所から消えた死体の謎…。
シッチェス映画祭作品。
シッチェス作品と言うとコアなホラーの印象だが、上質なサスペンス・ミステリー。

死体安置所の警備員が何かから逃げる途中で事故死。
同じ頃、安置所から死んだばかりの女性の遺体が消える。
警察は夫を疑う。
夫は確かに妻を毒殺したが、死体消失には皆無。年下の若い恋人と密かに連絡を取り合いながら、死体消失の謎を究明しようとする…。

前半は謎が謎を呼ぶ展開。
実は妻は生きていて、毒殺しようとした夫に復讐を…?
妻はかなりの悪妻で、それくらいの事しかねない。
そう思わせておいてのあっと驚くオチ!
オチの直前になってやっと全ての謎が分かったほど。
実に巧妙に謎や伏線が張り巡られていて、恐れ入った!

夫の若い恋人、妻を亡くした刑事…。
ツケは思いもよらない形で必ず支払われる。

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近大

5.0衝撃のラスト…

2014年1月13日
Androidアプリから投稿

怖い

興奮

知的

恐怖でパニックに陥り、トラックに轢かれた男性。
その男は近くの死体安置所の警備員であると判明。
その安置所では、マイカ(エルダ)という女性の死体が忽然と姿を消していて、夫(シルバ)が安置所に呼ばれる…
死体失踪スリラー

去年のシッチェス映画祭作品です。
去年のセレクションは「黒洋館」「アフターショック」「道化…」を観たが、そこそこはおもしろいが一昨年のセレクションに比べると…だった。

ところが本作はぶっちぎりの秀作(゜ロ゜;
まだ1月上旬だが今年のベストが決まったかも知れない(笑)

監督は珍しい泣けるスリラー「ロスト・アイズ」の脚本を書いたオリオル・パウロ
あまりの感動でロストアイズはBlu-ray即買い。
そして、本作も観賞後あまりの衝撃で即Blu-ray予約(^^;
映画の素晴らしさでいったら、本作の方が上かも…

舞台は死体安置所での一晩。
回想シーン以外は98%くらい安置所内と事実上シチュエーションスリラ-
※ややグロあり

簡単に言うと妻の死体が消え、警察に夫が疑われる話だが…緊張感が異常(ToT)

映画序盤で夫が不倫&財産目あてで妻を殺害したことは、観客に伝える。
しかし、死体が消えた。
瀕死の警備員は何に怯えたのか?
妻はほんとに死んだのか!?

次々と謎が謎を呼び、地味な展開ながらホラーを観てるような怖さと仕掛け。

殺害動機も使い古されたネタだし、トリックも既出。
ベレン・エルダは一応回想シーンで登場ですが、今回はかなりきっつい奥さん役です(^^;

謎の大盤振る舞いで広げに広げた風呂敷をどう畳むか見物だったが、衝撃のオチが待っていた(ToT)

そうきたか!?
びっくりだけど、このオチは想定はできたなあ…まあ良作だったと思わせて数分後…

さらにとんでもないド衝撃のオチが隠されていた( ;∀;)

伏線があったとはいえ、完全にやられました。歴代「衝撃のラスト」映画に名を残していいレベルです。

登場人物も少なく、ど派手演出や犯人との追いかけっこもなく、場所も固定で一晩のみ。
ハリウッドの過剰演出スリラーなどが好きな方にはお勧めしにくいですが、これほど良質のミステリー作は久々です(;o;)

「ロスト・アイズ」、「永遠の子どもたち」のスタッフ、脚本家、役者たちが凄い映画を作ったんですが、2作ともギレルモ・デル・トロ制作なんでデルトロファミリーが立派に育ってうれしい限りです(*^^*)

結局、最後ギレルモ…に持ってきたかった(^^;

余談ですが、夫の不倫相手アウラ・ガリードの美しさとかわいらしいおぱいの魅力は◎
※ポロリあり

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桔梗F