「私も妻を亡くしたが、今でも過去にはならん」ロスト・ボディ shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
私も妻を亡くしたが、今でも過去にはならん
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映画「ロスト・ボディ」(オリオル・パウロ監督)から。
数ある映画のジャンルで「ホラー」だけは、苦手。
だから「スペイン産ホラー」との解説を見つけ、
間違って借りてしまったかな?、観ないで返そうかな、と
本気で思ったが、実際は「これをホラーと言うの?」という
感想とともに、日本ではテレビドラマかも・・と観終った。
メモも少なかったが、あえて取り上げるとすれば、
「私も妻を亡くしたが、今でも過去にはならん」
この台詞が、最後の最後までキーワードになり、
事件を解く大切なカギとなる。
「奴は女房のことを過去形で話した。何のためらいもなく」
「今日、死んだんだぞ」・・これを後押しする台詞も多い。
「法医学には原則があるの、死体をみたら、他殺を疑え」
そんな 大上段に構えなくても、最近ではみんなこう考える。
法医学でなくても、まず事件を考えるのだから、
「死体が歩かない限り、誰かが持ち去ったのだ」は笑えた。
実は、もっと怖いと思ったし、もっと複雑だと期待したのに、
意外と拍子抜けの内容に、ホッとした私がいる。
スペインでは、これくらいの内容でも映画化されるのかな。
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