「進化の夜明け」猿の惑星:新世紀(ライジング) グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
進化の夜明け
前作の猿達の反乱から10年後の世界。進化の黄昏にある人間と、夜明けにある猿が対峙した先には…。
冒頭の映像から迫力、とても見応えがありました。
他種族との関係、同種族の中の関係、演技達者たちが多層的にズッシリと見せてくれました。
人間に育てられた猿シーザーの、カリスマリーダーぶりに見惚れます。演じるアンディ・サーキスに大拍手です。
人間社会を経験したシーザーやコバとは違った環境で育った、ブルーアイズやアッシュら息子世代も上手く描かれていると思いました。
ニック・サーストン演じるブルーアイズ、良かったです。初めて人間と関わる中で何を思い考えたのか。そして意思を伝える事の重さにハッとしました。
ゲイリー・オールドマン演じる人間側のリーダー、ドレイファスの拡張器での演説は印象的。心のひだを繊細に見せて、流石でした。
実はジェイソン・クラークの出演を知って、てっきりあちら側かと、強面の猿かと、迫力あるし…。
ポスターを見て勝手な思い込みに苦笑したのですが、猿に囲まれても体格も迫力も負けておらず、誠実なマルコム役にぴったりでした。
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