「信じることの難しさ」猿の惑星:新世紀(ライジング) ピエロさんの映画レビュー(感想・評価)
信じることの難しさ
他者を信じることの難しさと尊さを改めて考えさせられる映画だった。
「相手100%心の底から信じる」なんてシチュエーションは、相手が考えていることを全て把握することができない以上ありえないのだと思う。
だからこそ、相手に自分の考えや気持ちを伝えようとするスキルと誠意、そして100%と信頼できるとは言えない中で相手のことを信じようと決断する意志と決断力が大切なのだと感じた。
シーザーやマルコムがカッコイイのは言うまでもないが、コバやドレイファスも非常に魅力的なキャラクター。
本作には完全な悪として捉えられる登場人物はいないと思う。みんながみんな、それぞれが信じるもののために行動する。
信じること、わかりあうことの難しさを描いた映画だと思った。
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