「作り手自身がオチ」ルームメイト しんざんさんの映画レビュー(感想・評価)
作り手自身がオチ
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実はナチュラル・メイクがウリな北川景子、汚れが板についてきた深田恭子、実は作風によって演技のウマヘタを使い分ける高良健吾。
本作、デートムービーであり、仲良し女の子が見に行く、あるいは、DVDをレンタルするため「だけ」を目的とした作品であり、そのつくりであるということ。
めんどくさいおっさんを唸らせることでは決してない。公開日時、DVD発売時期、脚本の練り上げなんか必要ない。
だが、そのうえでこのめんどくさいおっさんが一言二言言わせてもらう。
まず最初のシーンは反則。刑事の視点なのだから、嘘ついてはダメ。
犬っころや殺人については、ターゲット層を喜ばせるための無理やり設定で、まあ、それはイイとして、レストランなど、一人ではありえない場所のシーンはさすがに嘘になるでしょ。
本作では、引き立て役に徹する高良健吾演じる工藤の直観力にまるで説明がないのも、食い足りない。
でも最も納得いかないのは、北川演じる?晴海のそうなった原因と最後に関わる少女の一件。これ、ターゲット層にはマズいでしょう?
作り手何考えてんだ?作り手自身が2重人格ですか?
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