劇場公開日 2014年7月5日

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消えた画 クメール・ルージュの真実のレビュー・感想・評価

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5.0これが★5じゃなかったら何が映画なのだろう。

2024年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

とにかく、何もも残っていないんだな、ということがイヤというほど分かった。 徹底して闇に葬られたんだな。 どれだけ凄惨な状態だったかを残すことは許されなかった。 いや、今も許されてなどいない。 でもこの映画は作られた。 ドキュメントなのに特に映像資料がほとんど何もない。 観る者に、知識と想像力が要求される映画だと思う。 静かな、非常に静かな怒りを感じた。

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zoumyao

3.0クメールルージュは国際的に最初は認められていたと僕は記憶する。

2022年2月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

クメールルージュ以前から、貧困はあった。人々は貧困を逃れる為に軍隊に入った。そこへアメリカ軍が攻めてきた。 そうですね。インドシナ戦争はベトナム戦争のはてですから。 クメールルージュは国際的に最初は認められていたと僕は記憶する。 共産主義は人間には実現不可能と思う。また、戦争もなくすことは出来ない。真逆の宇宙旅行もこの映画では、皮肉っている。恒星間旅行等と出来る訳が無い。ペシミズムになるが、人類はいずれ滅ぶんだろうなと思う。

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When I am 75♥️

2.5映画にしなきゃ良かったかも

2022年2月6日
Androidアプリから投稿

雑に見えるけど意外と表情豊かで味がある泥人形に惹かれて見たけど、話は同じところを堂々巡り、クメールルージュによる強制労働がいかに厳しかったかというのを子ども視点の記憶で語るのみ。もちろん知るべき歴史なんだけど、映画なんだからもうちょっと抑揚つけて描いてほしかった。泥人形は素晴らしいから消えた画展みたいので説明付きの展示が直接見れたら映画見るよりよかったかも。

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三毛猫泣太郎

4.0カルトに乗っ取られた国で

2019年4月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

自分の物語を自作の土人形とドキュメンタリー映像などで構成した映画。人形はリアルに迫ってくるというのではないが、悲しみに満ちた表現だった。 音楽、波の映像に、時間の流れとそれに抗うように押し寄せる悲しみ、慟哭を感じた。

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Momoko

4.0あーインターナショナル!

2017年4月25日
PCから投稿

悲しい

怖い

夥しい数の遺体が埋められていた場所の土で人形を造る。 その血と肉と骨が混ざった人形が、ドキュメンタリーとかフィクションとか、常識を押し倒して迫ってきて、 音楽史上最も犠牲者を産出したと考えられる罪深き♪インターナショナル♪が異音として耳に残る。 伝える!記憶に残す!ための執念に圧倒された。

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蛇足軒瞬平太

1.5強制労働の前と後について語って欲しかった

2014年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

 もう二度と戻りたくないポル・ポト政権下のカンボジア。監督のリティ・パニュ自身の悲惨な回想録である。  クメール・ルージュの革命がいかに短絡的で、悲惨な結果を生み出したかというのは良く伝わった。  しかし、なぜ周りの大人たちがいとも簡単にこのような政権を生み出してしまったのかについては全く触れられていない。中国の文化大革命に言及した作品には、隣人がある日突然自分を反革命分子呼ばわりする雰囲気が描かれる。この作品では、それはある日突然外から襲ってくるように描かれる。当時まだ幼かった者にとっては、いきなり何の前触れもなくやってきたことに違いないのかも知れない。しかし、こちらの勉強不足もあるのかもしれないが、もう少し、ポル・ポト生み出した当時のカンボジアの政治・社会状況に言及して欲しかった。  そして、強制労働キャンプからどのようにして逃れることが出来たのか。観客は、この先の見えない地獄にいる少年が、今観ている映画を語っているリティ・パニュだと知っているのだ。この二つの存在を結びつけるエピソードを語って欲しかった。

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佐分 利信