「滅びの星のアリス」バイオハザード ザ・ファイナル しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
滅びの星のアリス
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"バイオハザード(実写映画)" シリーズ第6作。
関西テレビの深夜放送を録画して鑑賞。
原作ゲームは未プレイ。
前作は、いよいよ最終決戦が始まると云うクリフハンガーで終わったから、ワシントンDCでの市街戦が展開されるのかと思いきや、冒頭はまたアリスのひとりぼっちで始まった。
ジルは、ベッキーは、他の仲間は、いったい何処へ行ったのか。ウェスカーは裏切ったとすぐ予想出来たから気になるのは彼女らの行方だったが、最後まで明かされることはなかった。
モヤモヤしたまま観ていると、3作目で死んだはずのアイザックス博士が、「前に死んだのは実はクローンで…」と云うなんともご都合主義な復活を果たして、シラけてしまった。
ハリウッド・デビューを果たしたローラはなんの見せ場も無くアンデッドに噛まれて退場し、彼女こそ「死んだのは実はクローンで…」で復活して欲しかったが叶わなかった(笑)。
あれだけアリスを苦しめたウェスカーも重役の権限には逆らえず、なんとも呆気無い最期を迎えたし、アイザックスもラスボスとしては精彩を欠いていた。アリスが死ななかった理由も判然としない、シリーズお得意のご都合主義で、またまたシラけた。足掛け14年、6作に渡って紡がれて来た物語の完結としては、かなりパッとしないものであった。
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