「米版仕事人はみどころあり」イコライザー にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)
米版仕事人はみどころあり
ツッコミどころはあるが、鑑賞中はそれを感じさせない力はある。
悪を許せないマッコールことデンゼルは、その場に有るものを駆使して悪を抹殺する。
本物のヒットマンは、武器を持たずその場に応じて確実に仕事をするという話を昔読んだことがある。
見所の一つとして、どうやって相手を殺すのかと考えながら見ることも面白さの一つだ。
ただし、ラストの戦いの舞台はホームセンターだ。なんでもありの場所だ…。それでもまぁまぁ見応えはある。
普通のアメリカ映画なら、やっつけた敵の銃を奪ってそれを利用するはず。でもマッコールはそれをしない。そこに哲学的なニュアンスを感じられて、とても良いと思ったらラスボスのニコライの倒しかたが個人的に気に食わなかった。
雨(防火シャワー)の中、スローモーションで現れ、釘打ち機で撃ち殺す…。地獄の黙示録か?釘打ち機じゃほとんど銃と変わらないじゃないか…。
老人と海。果たしてマッコールは「戦うべき相手に出会えた」のだろうか?
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