ブエノスアイレス 摂氏零度のレビュー・感想・評価
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【「ブエノスアイレス」制作時に、トニー・レオンが抱えていた悩みや、ウォン・カーウァイ監督の作品制作スタイルが仄かに伺えるドキュメンタリー。面白きかな。】
ー トニー・レオンが、笑いながら”早く、香港に帰りたかった・・”と話すシーンや、ウォン・カーウァイ監督の作品制作スタイルが、良く分かるドキュメンタリー作品である。-
◆感想
・ウォン・カーウァイ監督が、作品制作に当たり、当初は粗いストーリーだけを考えつつ、少しづつ物語をトニー・レオンが演じたファイにフォーカスさせていく、と決めて行く過程。
・撮影が延び延びになり、レスリー・チャンがコンサートがあるから、帰国してしまったり・・。焦燥感を募らすスタッフ、俳優。
・本編では描かれなかった女性が絡む別のドラマが撮影されていたり・・。
ー 最初は、各人物を複層的に描こうとしていたことが分かる。-
<ウォン・カーウァイ監督の映画に対するスタンスを語った言葉も興味深かったドキュメンタリー作品である。>
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あわせて。
本編と併せて見て、初めて価値が出るような。
本編初見時は、単なるゲイ・カップルの痴話喧嘩物語に見えなくもなかったが、オトナになったいまは、そうとも思えなかったりする。
とくに、レスリー・チャン亡きいま、改めて見てみると、なんだが切なくなったりして。
レスリーがトニーにダンスを教えているシーンを見るたびに泣けてくるのはワタシだけなんだろか?
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