劇場公開日 2014年9月13日

「テーマが発散して掘り下げ不足」舞妓はレディ くりあさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0テーマが発散して掘り下げ不足

2014年11月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

マイフェアレディの京都版的なものとしては
表面的になぞってるだけ。
花街の紹介としても本当になにも知らない人にはなにも伝わらない。
方言のあれこれ花街のしきたりなどもっと掘り下げた方が面白いんじゃないの?そこを放置して、最後に「実は……」みたいなのを持ってきたら全体がまとまった気になるのは、邦画の悪いところだと思うんだけどねぇ……。

鹿児島と津軽のチャンポンという設定に、訛りがひどい以上の意味がほとんどない。もっと料理できたんじゃないの。
というか、言葉がテーマの割りに、こだわり全然ないよね。

たとえばさ。マイフェアレディの
The rain in Spain stays mainly in the plain
はaiの発音矯正なんですよ。
京都の雨は主に盆地に降るんやろか?
は何の矯正なんですかね?下手くそなイントネーションでなぞるならともかく、お国言葉に翻訳して単語レベルで違うこと言ってたら何の矯正にもならんが。
これに限らず、京言葉を覚えさせるためなのに、歌の歌詞が基本標準語ってダメだろ。

富司純子や岸部一徳や竹中直人といった役者が死んでる。
普通に残念な出来。

くりぽん