「上白石萌音の魅力、炸裂!」舞妓はレディ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
上白石萌音の魅力、炸裂!
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Amazon Prime Videoで鑑賞。
「マイ・フェア・レディ」にオマージュを捧げながら、津軽弁と鹿児島弁のバイリンガルな女の子が、花街のしきたりと京言葉に悪戦苦闘しながらも、言語学者の力を借りて一人前の舞妓になろうと奮闘する姿を描いたミュージカル。
上白石萌音の魅力が横溢していました。東宝シンデレラの特別賞を妹の萌歌と共に受賞して間も無い頃のおぼこさが残っていて、田舎から出て来た感が滲み出ているな、と…
春子ちゃんの舞妓としての成長物語が、女優・上白石萌音の成長物語とリンクしている印象があり、新人を起用したことで出せた独特の味わいだなと思いました。
何よりその歌声が素晴らしい限りで、抜群の歌唱力はまさにミュージカル向きでした。伸びやかでかわいらしい声に、相当な癒しの力が秘められているのは間違いない。
脇を固める名優たちの演技もいい。特に富司純子や草刈民代の所作の美しさたるや。手先・足先まで気品が備わっていると云うか、動きのひとつひとつが上品でございました。
[余談]
京野センセの研究室にあった階段が、ヒギンズ教授の部屋にあったものと同じようなデザインの螺旋階段でした。2階の本棚ズラリも同様。細かいオマージュが嬉しかったなぁ…
※修正(2023/04/25)
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