「上白石萌音の歌声にぐっとくる」舞妓はレディ 鯨さんの映画レビュー(感想・評価)
上白石萌音の歌声にぐっとくる
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舞妓になりたいと花街にやってきた、鹿児島弁×津軽弁という方言ハイブリッドの春子。
方言学者の先生とともにまず話す言葉を京都弁に矯正するところから始まる。
おどおどと返事もできずに頷くだけだった春子が歌い踊り、舞妓としての立ち振る舞いなどを身につけ成長していくストーリー。
上白石萌音の歌声が爆発する瞬間に鳥肌が立つ。ここからさまざまな映画に出て行く上白石萌音の、初々しさがまぶしい。
歌うことが好きなんだなぁとわかる、全身で歌うことを表現している姿にグッとくる。
脇を固める俳優もベテラン勢ばかりだが、
特に草刈民代の歌とダンスはさすが、色気と艶やかさ、なめらかな動きに見ていて安定感がある。
ストーリー的には、トラブルは起きるのに解決方法が意外とテキトーな感じだったり、メリハリがないなーと思ったり、なめらかな話展開になってないところもあって、
エンターテイメント性を出してる割にはミュージカル過ぎたり、ミュージカルに寄せ切れていなかったりする中途半端なところもあるなと感じた。
最後のキレキレのダンスと告白はちょっと蛇足かも。
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