「【”ハーブと共に生きる人” イギリス貴族の家に生まれながら、その価値観に違和感を持ち、インドを経て日本、京都の大原地区に住む、ベニシア・スタンリー・スミスさんの生き方を描いた作品。】」ベニシアさんの四季の庭 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”ハーブと共に生きる人” イギリス貴族の家に生まれながら、その価値観に違和感を持ち、インドを経て日本、京都の大原地区に住む、ベニシア・スタンリー・スミスさんの生き方を描いた作品。】
ー NHKで、この稀有な女性の生きる姿を追った一連のドキュメンタリー作品に嵌ったのは、10数年前である。ー
◆作品の魅力
・ベニシアさんの生き方を、美化しすぎずに、辛いこともキチンと描いている点。
- 普通は、ドキュメンタリーとは言え、自らの離婚、娘の病、夫の浮気など、描かれたくはないよな。それを、”全て過去があるから、今がある”と受け入れるべニシアさんの人としての器の大きさ。-
・京都、大原地区の美しき四季と、ベニシアさんの素敵な友人たち。
- 素敵な生き方をする人には、素敵な友人が集まる。-
・古きモノを大切にし、生活の中にハーブを様々な形で取り入れ生きるベニシアさんの姿。
- 常にポジティブ思考で生きるベニシアさんの姿。-
<インドで体得した、”呼吸をしっかりと行い、ゆっくりと生きる”生き方を実践するベニシアさんの姿を見ていると、心が豊かになるなあ・・。>
■蛇足
・山岳写真家である、梶山正さんの事は、当方も登山をするので良く知っていた。
服部文祥氏と和田城志氏と行っていた、戦慄すべき”冬黒部”の物凄い数々の登山。(初登頂幾つか含む)
その姿を写した梶山さんの”普通の山行では絶対に撮れない”写真の数々。
梶山さんが、ベニシアさんの旦那さんと知った時には、本当に驚いたものだ。
・私は、ベニシアさんの本を数冊購入し、庭に”大葉の種”を豪快に撒き、数年は毎年、庭の片隅に大葉の密林が出来た・・。(で、庭の生態系がオカシクなるから、止めて下さい・・、と家人に叱られた・・。)
今では、家人が10種類程のハーブを育て、美味しい料理を作ってくれる・・。
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