「劇場版ならではの豪華演出と燃える展開」ガールズ&パンツァー 劇場版 与太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
劇場版ならではの豪華演出と燃える展開
公開を心待ちにしていましたが、長期間待ってよかったという気持ちがまずあります。
序盤からすでにクライマックスのような戦車戦、TVシリーズで活躍したライバルがタッグを組んでという展開にワクワクしっぱなしでした。
にもかかわらず、本作のメインと言えるストーリーではそれを超える熱い展開が待っているのですから、少年漫画で育ち今ではオタク文化にどっぷりハマった自分にとってこれ以上に嬉しいことはありません。そこに至る経緯についてはTVシリーズの二番煎じになっていたことは否めませんが。
ともかく、映画という限られた時間の中でこれだけの内容を詰め込んでおきながらまったく中途半端にならず、キャラクターそれぞれに見せ場がある。製作陣の手腕と作品愛には舌を巻くばかりです。
また、TVシリーズでは深くまで描かれなかったみほまほ姉妹のその後の関係性や、母親の戦車道への考え方とみほを認めていることを間接的に伺わせる言及があったことがグッドでした。
私は戦車に詳しくない分、燃えと萌えの融合という世界観、設定、ストーリー、キャラクターに注目して見ていましたし、戦車が異常な動きをしてもエンタメとして受け入れることができましたので、そういう創作世界を存分に楽しめる人は満足できる内容だと思います。もちろんこの作品のファンも、程度の多寡はあるでしょうが最後は見てよかったと思えるのではないでしょうか。
あと何回かは見に行く予定です。
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