「これは酷い!『史上最低のスター・ウォーズ』」スター・ウォーズ フォースの覚醒 pontaさんの映画レビュー(感想・評価)
これは酷い!『史上最低のスター・ウォーズ』
公開2日目に観て来ました。予告編がなかなかの出来だったので期待して見に行った自分がバカでした!!
みれたのは冒頭のカイロ・レンが村を焼き討ちする場面くらいまで。
新しい主人公のレイやフィンが乗ったこともないミレニアム・ファルコン号をいきなり自由自在に乗り回して敵と戦って、ヨボヨボのハン・ソロが登場したあたりから何だコレ・・・?、次から次へとドン引きの連続でした。
●「レイア姫のテーマ」にのって登場するお婆さんレイアにおえ~っ・・・!
●“新ダース・ベーダー”という感じで登場した「カイロ・レン」・・・序盤で
簡単にマスクを外し、素顔を晒すのですがその顔が何ともヨワヨワしいこと!
案の定、ライトセーバーを初めて使うお姉ちゃんにあっという間にボコボコにされてしまいました。強いフォースを持っているならそれでふっ飛ばせばいいのに・・・まして、この男がハン・ソロとレイア姫の息子なんだと!ようは、ダース・ベイダーとルークの父と子の関係の焼き直しです。
●さんざん引っ張った挙句、最後のシーンで登場したルークもシワとシミだらけの顔が酷いです・・・。
かつて、スター・ウォーズは公開されたその時代において最新のSFX映像を見せ付けてくれたものですが、技術が進化した今日においては新鮮味を感じるシーンも無し。
どうせなら、壮大な世界観とともに人間ドラマを重視したつくりにすればよかったのでは?と思いました。次から次へと主人公にとって都合のいいパターンの連続、「できすぎ」が多すぎてスリル無し、感情移入できるシーンもありません。
やっぱり、スター・ウォーズは『ダース・ベイダーの物語』だと思います。最初の3部作で完璧な形で終わった話を金儲けのために無理やり作り続けているからこのような作品になってきたと思います。
もう「スター・ウォーズ」というタイトルは外して欲しいです。今までこの手のレビューを書いたことはありませんでしたが、あまりにも酷かったので書かせていただきました。
それでもディズニーの莫大な費用をかけた宣伝効果で興行としては大成功となるのでしょうね・・・。
初めまして。
私はもう、この作品は「初めから存在していない」ものとして、エピソード6からの続編は、「自分の中」で作ることにいたしました。
オリジナル・キャラクターの「その後」の描き方が、あまりにも酷すぎます。
ルークたちは、本来なら新世代に「尊敬されるべき存在」であり、新世代をリードする「心強い後ろ盾」として描くべきだったんです。
ただ、オリジナル・キャストを出せばいい・・・という制作側の安易な考え方には、本当に腹が立ちますね。
この作品は「パラレルワールド」であり「正当な続編」ではないと、私は断定しています。
ディズニーの真意がやっとわかりました。
ルーカスが売った時はこれで永遠にディズニーでスターウォーズが生き続けられると楽しみにしていたのですが、つかの間。スターウォーズは死んでしまった。新たなる希望を求めてEP8を楽しみに待つしかありません。