劇場公開日 2014年1月25日

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「ストーリーじゃなくてファクターを楽しむためのギザカワユス作品。」ヌイグルマーZ 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ストーリーじゃなくてファクターを楽しむためのギザカワユス作品。

2024年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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井口昇監督作品だったり、劇判が“特撮”だったり。(この特撮ってのが紛らわしいです。大槻ケンヂ率いるロックバンド名なんです)ご出演が、しょこたんだったり。武田梨奈だったり。キャラクターデザインが鶴巻和哉だったり。そもそも原作が大槻ケンヂだったり。
そういう要素を楽しめるかどうかで、評価が180度変わってくる作品です。
私はほぼ全てが当てはまるので、一周回って楽しめましたけれど。
キャラクターデザインがギザ魅力的だったので、劇場で観ていないくせにAmazonでグッズを買いました。パスケースだとかキーホルダーとかを。ヤフオクでフ、もちろんライヤーやパンフレットやクリアフォルダとかも買い揃えました。
公開当時の私って、月イチで上京してまで地下ドルさんのおっかけなんてやっていた時期で。映画なんてほとんど観ていなかった映画暗黒時代だったの。
DVDは、もちろん買ったです。ギガントカワユス豪華装丁の初回限定版を。
なのに、余計なストーリーだとか、テーマを持たせようとしたところが、逆にマイナスポイントになってしまったと感じました。
Wikipedia調べでは、日本映画史上最多の109体のゾンビが出演とあるんですが、それもあまり効いていなかったように思えました。
もっと、とことんアホらしさを前面に押し出してもよかったのに。そっち方向に振り切ってもよかったのに。
『電人ザボーガー』みたく。
微笑ましいほど失笑してしまうチープな特撮シーンはさておいて、アクションはしょこたんが結構がんばっていらっしゃいました。華麗なヌンチャクさばきは見ていて心地よかったです。ヌンチャクはオーケン直伝かな?あのモコモコのヌンチャクって、しょこたん自前の物だったらしですね。←なんで!?
もちろん、武田梨奈のキレッキレのアクションは言うに及ばずです。戦う女子って美しい。
そして驚いたことに、斎藤工がご出演なんですよね。
まだお仕事を選べない時期だったのかな?
てか、過去のご出演作品一覧を見てみると、選べないんじゃなくて、選ばないばないタイプなんだ(笑)
観たことはないけれど、過去出演作品ってタイトルで全てがわかってしまうような作品が多いじゃなですか(笑)
『きょーれつ!もーれつ!古代少女ドグちゃん』とか『ロボゲイシャ』だとか『吸血少女対少女フランケン』だとか。斎藤さん、井口監督と縁が深いのかな?私の好きそうな作品ばかりです。全部観ていないのですけれど。
猫ひろしのキャスティングはかなり残念だったかなぁ。虐げられし情けない男子を演じさせるなら、他にもっと候補があったと思うのに。“情けない”なんて書いたから、誰とは申し上げにくいのですが。
いっそ、ここを逆張りをして、むしろ斎藤工が演じていてもよかったかも。
何だかんだ言いながら、ギザカワユスだから全てを許せる作品でした。
でも…純粋に映画として採点するなら、この評価も致し方ないかなぁ。
余計な情報なんですが。しょこたんのかつての戸籍上の本名は紆余曲折があって、平仮名でし“ょ”うこじゃなくてし“よ”うこだったそうです。
相も変わらず映画とは無縁なところで、偏った知識が増える一方です。

野球十兵衛、
吹雪まんじゅうさんのコメント
2024年4月3日

やっぱり評価はそうなりますよね(笑)
ターゲットがものすごく限られた映画…。なんなら原作主義者からも叩かれそうな内容(笑)
確かにもっとふざけ倒したほうが良かったかもしれませんね😅

吹雪まんじゅう