「ファンタスティックとロマンチックと悲しみと温もりの日々」ムード・インディゴ うたかたの日々 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタスティックとロマンチックと悲しみと温もりの日々
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開幕早々、独創的な映像世界が炸裂!
始まって5分も経たないのに、あれやこれやそれや、イマジネーション豊かな世界観やユニークなアイテムの数々が有り過ぎて、とてもとても拾い切れないほど。
原作の魅力を見事映像化したというミシェル・ゴンドリーのセンスに脱帽。
仕事をしなくても自由に暮らせるほどの財産を持つコランは、無垢な女性クロエと出会い、瞬く間に恋に落ち、周囲にも祝福されながら結婚。
このように、前半は奇想天外なファンタジー+ポップなラブコメ。
が、後半は悲しいラブストーリー。
ある日、クロエは肺の中に睡蓮の花が咲くという奇病にかかり…。
クロエの莫大な医療費の為に働き始めるコラン。
何不自由ない暮らしから一転。
クロエの病状も悪くなっていき…。
映像もいつしかモノクロへ。
迎えた結末は勿論悲しいが、ただ悲壮感だけじゃなく、ミシェル・ゴンドリーのロマンチストと温もりある眼差しを感じる。
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