「カーレース映画?」ワイルド・ルーザー MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
カーレース映画?
スーパーカーの激しいレースを期待し、綺麗に裏切られた。ランボルギーニ ガヤルドや、フェラーリ 458イタリアなど確かに車は出てくる。しかし、本作をカーレース映画と宣伝する配給サイドには怒りを覚えた。なぜなら期待して待っていたレースのシーンが本編の1.5割ほどしかないからである。時間にすると15分というところだろう。
また、主人公が危険な犯罪に手を染めていく動機が子供レベルで感情移入できない。ヒロインのビッチな女性に振り向いて欲しい…ただそれだけ。少しでも感情移入出来れば本作のイメージも変わっていたかもしれないが、本作はあいにく「感情移入」とは無縁に近い。ただただ犯罪に手を染めていく人間たちを描いているに過ぎない。
それならば本編を最初から最後までずっとレースのシーンだけで構成していた方が断然面白い。観賞はあくまでも自己責任でお願いしたい。
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