宇宙戦艦ヤマト2199 第六章「到達!大マゼラン」のレビュー・感想・評価
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雪!大連発。
いよいよ第六章。。
惜しむらくは、あと一回で終わってしまう~劇場版がぁ(涙)と
TV版で見返せるからいいじゃないの!と心を奮い立たせるも、
やっぱり大スクリーンで観られるヤマトの勇姿は格別なのだ。
前回の感想で、しつこく古代と雪の呼び名を書いたりしてたが、
それが功を奏したのか(違うって)今回の古代は「雪!」大連発。
あんなに何度も叫んじゃって、も~♪(雪の気分)と思いながら、
歯まで食い縛ると、何だか漫画(アニメですけど)に見えてきた。
じゃあ古代くん、「雪!」を早く助けてあげてね。
今章の見せ場は何といっても七色星団での戦い!
ドメルと沖田の壮絶な戦いが観られる!と誰もが期待したはず。
私がヤマトにハマっていたのは小学校高学年の頃だったので、
(一応女の子だったし)軍人への理解がまだ乏しかった。
が、それでもドメル将軍はカッコいい!と心から思ったものだ。
顔立ちはあんまり好きじゃないんだけど(ゴメンなさい)
やはり名将の誇りというか…ね、戦いに敗れての沖田との会話。
敵ながら、アッパレだなと。今回もやっぱり泣けてしまった。
ただ肝心の、その戦いの結末は…。アレぇ、何かアッサリ?
確か旧作もあそこまで盛り上げといて、その終わり方かよー!
だった感はあるんだけど、盛り上げ方がもっと凄かったような。
まぁ言い換えれば、初見じゃないから?かな…とも思うけど。
とはいえ前半戦は、かなりの迫力があるので面白いのなんの!
そして後半。。
突如コメディ色が強くなる?といいますか、女子会とかね~。
メルダ(好き)、玲(好き)、ユリーシャ(なにこの天然娘)、が
アンタらかしまし娘か!?(ゴメン古すぎ)と見紛うバカっぷり。
面白いには面白いのでいいんだけど、地球滅亡がさらに霞む。
これおそらく、
一週間おきに各パートで見ているなら、あ~今回はね。っていう
感じに納得できるんだろうけど、劇場で続けて観てるもんだから
その色合いの変化に違和感を覚えてしまう典型。
とはいえ、流れを打ち消すものではないので、まぁいいんですが。
旧作と今作の違いは、描きたいテーマに起因している気がする。
一等ガミラスとニ等ガミラス人を分けて描くことで、虐げられて
なお忠誠を尽くす義勇兵(ザルツ人)たちの姿を浮き彫りにした。
今作の宇宙葬では地球人とザルツ人が同じように葬られる。
旧作ではラストで唐突に古代が放つ台詞「愛し合うべきだった」が
思い出されるが、それを今作ではより感じられるように中盤から
配しているような気さえする。無駄な戦いは避けるべきだという…
前述の下らないシーンの一つにも、そんなテーマが掲げられている
のだとしたら、地球人とガミラス人とイスカンダル人が同じ食物を
囲んで談笑することが何よりの平和であることの象徴なのかな、と。
宇宙では、敵も味方もないのだよ…ふっふっふ。←デスラー言って!
確かに人間は、下らない話に大笑いしている時がいちばん幸福だ。
様々な予測を齎し、期待に満ちた第七章へ。
もう劇場で観られなくなるのか…と思うと絶望の境地だけど(涙)
いやいや、新生ヤマトはまだ始まったばかり。楽しみにしてます。
(分け目で気付こう、ガミラスの諸君。あと藪くんの今後が気になる)
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