「ある意味で偉大。」偉大なる、しゅららぼん ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味で偉大。
万城目学の原作は一度も読んだことがないんだけど、
なぜか映画だけは全部観ているという…
ファンなのか?と言われるとそういうワケじゃなく、
相変らず奇想天外な世界観には圧倒されるばかりで、
なんだか意味不明のまま終わることの方が多い^^;
で、今回のもまさにそんな感じだった。
つまらないというより、分からない。分かりたいのか?
というと、いや…いいです、このまんまで。みたいな。
徹底した風靡をこれからも描いていく人なのだと思う。
これはこれで、オリジナリティの賜物ともいえる。
今回は原作にかなり忠実に描かれているそうなので、
映像化に成功した一本、になるのかな?
まぁ好き好きは分かれるだろうとして。
琵琶湖周辺でこんなことが起きているかもしれない!?
なんていう期待感は、やや抱いてしまうところ。
超能力を持つ一族の家元同士が争っているという
(でもまだ高校生だって。もうそこにムリがあるけど)
濱田岳はおいといて(ゴメン)、渡辺大と岡田将生には
幾らなんでも…^^;なんて思いながら制服姿は格好いい。
殿様気質でのうのうと喋る濱田もいつも通りの巧さで、
深キョンもいい味出してるし、名優達はさすがの演技。
通りすがりの浜村淳には思いきり笑えた。
後半の謎解き以降は、やれ御神水を飲むの飲まないのと
ペットボトルで大騒ぎしていて、ガチャガチャした印象に
なるが、結局何かしらと戦っている物語なので、そこは
あまり難しく考えず、あー。飲んじゃったねぇ。ついに。
なんて思いながら最後まで観ていた。大ちゃんは、もう
出てこないのか?と思ったらやっぱり…(爆)裏切らない。
青春コメディ?と思っとけばいいジャンルなのだろうか。
しかし、文字で書くと「しゅららぼん」って可愛いけど、
音に出すとホント可愛くないのね。その真相も酷い~^^;
(ところで新進作家の作品を映画化する決まりでもあるの?)