ザ・コール 緊急通報指令室のレビュー・感想・評価
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◆ 中盤からの失速 ◆
どんでん返しとの噂で見てみましたが、中盤からの展開で評価が分かれる作品ですね。
途中、いやそこで逃げれるだろと突っ込む所もあるけど、ハラハラドキドキでホントに面白いのに…
中盤のハルベリーが指令室から出てからの展開が残念過ぎる。
そこは警察に任せましょうよ。
しかもあのラストじゃ、彼女以外の少女の事件がお蔵入りになってしまうじゃないのよ。
最後まで餅は餅屋に任せて欲しい作品でした。
楽しめた
邦題(結局同じタイトルだし)が付く前から超楽しみにしてて、やっとDVDになってから見ました!
全体を通してスピード感がありなかなか面白かったです!ただ、最終的に911の指令室の人間が助けに行くっていうのはちと現実味が無いかなと…あと、犯人の隠し地下室に少女を探しに来た警察が気付かないのは如何なもんでしょうか?通話の時の2人の週末映画見に行くって言ってた約束がエンディングかな?と勝手にハッピーエンドを思い描いていたので個人的にはある意味予想外な終わりでした。ストーリー上、助かるのは分かってたけど若干ブラックでしたね(笑)
最後まで一気に見させる
中だるみが一切なく,テンポが良い。
異変に気づき勇気を持って行動してくれた男性2名が無残に殺されてしまったことには,何ともいえない悲しさを覚えた。
終盤,主人公が司令室を飛び出して現場に向かい,密室の中で犯人と対峙するシーンは「羊たちの沈黙」と似ている。
911の実情。
チラシを手にした時から、どうしても観たかった一本。
ところが鑑賞劇場の対応ときたらかなり酷い(汗)
もともと限定公開だったのか、スケジュール問題なのかは
知らないが、一日一回上映、夕方の中途半端な時間のみ。
これはもうムリかも…と諦めた瞬間、上映が一週間延びた。
これは観ろ!ってことだよなー^^;と好きモノ解釈し、
日曜日の中途半端な夕方タイムになんとか観に行ってきた。
結果、想像通りとはいえ、やはり観て良かった!満足…!
取り立てて凄い話というのでもないが、どこかで観た映画と
どこかで観た映画をドッキング?させたような、
既視感アリのドキドキハラハラ感がしばらく続くので怖い。
こちらでいう緊急通報番号の110番は、アチラでは911番。
警察から救急までこの通話での記録は全て傍受されており、
一刻を争う緊急時にはこの番号が使われているとのことだ。
ところが酷いことに、通報者と会話をするオペレーターには
その後の結果(生死や事件の)が全く知らされないのだという。
彼らが民間人であることがその理由らしいが、では
悲惨な事件に遭遇してしまった際のトラウマはどう解決を?
という、身近なテーマを浮き彫りにしているのが興味深い。
冒頭での事件、とある通報で致命的なミスを冒してしまった
主人公のジョーダン(ハル)は、救えなかった少女の命に脅えて
オペレーターの席に戻ることができない。そんな中、今度は
ショッピングモールで少女が誘拐され、手中のプリペイド携帯
から911へと通報が入る。その場に居合わせたジョーダンが
ベテランの腕を発揮、今度は冷静に指示を与えていくのだが…
被害者の少女をA・ブレスリン。まぁ頭が良さそうな彼女にして
絶対助かるだろう!?と信じながらも、車内のトランクから
必死に助けを求めつつ、泣いても冷静な彼女の熱演がまた凄い。
犯人は早々に判明するが、高速道で、一般道で、様々な目撃者
と遭遇しながらも、なかなか犯人確保にまで追いつかない。
彼らは一体どうやって、犯人から少女を救い出すのだろうか。
中盤までは、ノンストップの追跡が続いて緊張感が増すのだが、
この監督は中盤以降でガラリとテイストを変えてくる。
いわゆる猟奇?偏執?的な面を持ち出してくるのだが、これを
面白いと思うか、邪魔に感じるかでかなり印象が変わってくる。
私的には倫理に沿った展開にした方が良かったのでは?と思うが、
エ!?と思うラストには確かに巧いというより、茫然となるかも^^;
とはいえ、あまり陽の当たらなかった(しかし最重要拠点)911に
焦点を向けたテーマの選び方はさすがで、観応えは十分。
(しかし可哀想なのはあのオッサン、幾らなんでも…喚き過ぎよね)
牡牛座は戦士
職員から“蜂の巣”と呼ばれる緊急通報指令室。その緊急電話の多さで圧倒し、“常連客”をあしらってみせる遊びも混じえた導入部はアメリカの事件の多さを物語ると同時に、オペレーターの並々ならぬ対応力が緊張感を伴って伝わってくる。
少女ケイシーにとって災いは突然襲う。誘拐され閉じ込められた車のトランクから911に電話をかけ、応対した女性オペレーターのジョーダンが通話内容と市民からの情報だけを頼りに少女の救出にあたるというストーリー。
同じような事件で悲劇的な結末を迎えてしまった過去への苦悩と、何がなんでも今度こそ被害者を救うという決意がストーリーを支える。
そのため、本来ならば職務上とるはずのない行動に出る演出も、それはそれでアリと思わせる。ここはハル・ベリーが演技力でカバー。
ラストありきと思えなくもないが、あのインパクトのあるラストに辿り着こうとすれば、ツッコミ覚悟でジョーダンに職務を超えた行動をとらせなければ繋がらないと納得する。
ただ犯人を捕まえるだけなら並の作品で終わっていたが、あのラストは予想外だ。
キーワードは「牡羊座は戦士」。
緊張感はりっぱなし。
面白かった!
のっけから緊急コールセンターの緊張感がビシバシ伝わってきます。
そして、ハルベリーのオープニングの救出失敗シーンへと…なかなかショッキングなスタート。
そして、6ケ月後、この失敗を引きずりながら再びサイコ犯人相手に追跡劇が。
ストーリーもなかなかながら容赦ない残酷シーンもあってひしひし厳しさを感じます。
おまけに母親へのメッセージは泣ける…。
アビゲイル嬢はリンダブレアなみの迫力ボディになっちゃって健気感が薄いですが、ラストのスッキリ感な終わり方ふくめとってもリズムよい90分でした!
スリルありすぎる90分
誘拐された少女が911で助けを求めるという作品。作品を通じてのテンションが尋常ではなく、さほど派手なアクションやゴアもないもの興味を引く展開です。
テンションの高さに疲れすぎて席を立ちたくなったのは初めてです。さほど話題になっている作品でもなく、小じんまりとしているところもありますが初めて「ソウ」を見た時を思い出すような作品でした。
結末は好みでないので☆マイナス。
テレフォン・ショッキング
911番通報を受けるオペレーターが、誘拐された少女を
電話だけで救い出そうとするというサスペンススリラー。
監督は『セッション9』等のブラッド・アンダーソン。
* * *
主人公が緊急通報を受けるオペレーターという点が最大の特徴。
そもそも電話越しに人の命を救えだなんて、とんでもない
プレッシャーだろうね。
救急車や警察の手配、心臓マッサージの指導、パニクる通報者の
ケアなど、電話1本でいくつもの仕事をそれこそ秒刻みで
こなさなければいけない。ふっと気が抜けた瞬間に人を死なせて
しまうことだってある。
しかも電話先の相手が助かったどうかの結果が分かることも
少ないという、なんとも報われない仕事。
この映画を観たら、119番へ迷惑電話してる人達も
ちょっと考え直すんじゃないだろうか(笑)。
そんな仕事の過酷さを序盤で描きつつ、
やはり話のキモは主人公がベテランオペレーター
としてのスキルをバリバリ発揮する様だ。
パニック状態の被害者を言葉巧みになだめつつ、細かな情報から
位置をじわじわ特定していくそのプロフェッショナルな仕事ぶり!
しかも1人のプロが活躍するのではなく、地元の警官や周囲の
オペレーターと見事なチームプレーで情報収集し、犯人を
追い詰めていくあたりがいかにも玄人集団。
ノンストップで事態が進行するスリリングな展開にも
手に汗握るが、絵に描いたようなヒーローではなく僕らの
街にもいそうなフツーの人々が活躍する様子に、
『この人達すっげー!』とワクワク。
* * *
主演のハル・ベリーとアビゲイル・ブレスリンが熱演。
ハル・ベリーは、トラウマからのプレッシャーに耐えつつ、
救うべき相手のために必死に策を練る姿が人間味があってグッド。
アビゲイルちゃんも『いつの間にこんなでっかくなってたの?』
と驚いたが(笑)、フツーの女の子が恐怖に晒される様子がリアル。
家族へのメッセージを残そうとするシーンには
涙が出そうになった。
犯人役のマイケル・エクランドも口半開きの表情が気色悪い(笑)。
あそこまでやる犯人は流石にいないだろうが、すぐ冷静さを
失って常軌を逸した行動を取る所はサスペンス映画でよく
登場するスマートな犯人よりも身近な感じがして不気味。
あと、主人公に序盤で厳しい言葉を投げ掛けていたボス
(女王蜂さん)が良い味。イヤミな上司ではなくプロ意識の
かたまりみたいな人である事が後半で分かり、カッコよく見えた。
スケール感は減じてしまったものの、主人公にも犯人にも
身近にいそうな人々を中心に据えた所がこの映画の妙味で、
ノンストップの緊迫感に現実味や親近感を加味していると感じる。
* * *
最後のオチは……まあ個人的にはぎりぎりアリかねえ。
若干現実味が減じてしまった気もするけど、
『そーいうことになってもしょうがないよね』という気もする。
90分間ノンストップの緊迫感が味わえる、
かなーりスリリングな良作サスペンス!
ちょっと高過ぎるかも知れないが、4.0判定で。
それにしても、我ながらなんてくだらないレビュータイトル(笑)。
〈2013.11.29鑑賞〉
マチ゛、衝撃の結末です。
誘拐された人物が、電話で助けを求めていく映画といえば、キム・ベイシンガー主演の2004年の作品『セルラー』を思い出します。
『セルラー』の方は、助けを求める人物が掛けた先が偶々携帯電話だったという設定ですが、今回のこの作品は、携帯電話から助けを求める話。シチュエーション的には、逆になっています。ただ、物語としては、電話が切れたり、中々意思疎通が上手く行かなかったりと、緊迫感は同じです。やっぱり、電話というシチュエーションは、何らかの緊張感を生み出すんですかね?
誘拐されてから、ものの数時間の話なのですが、ものすごく緊迫感があります。上映時間は94分と特に長くなく、むしろ短い方ですが、緊張感のためか、意外に長く感じました。あれ以上長かったら、緊張感に絶えられなかったかもね。
よく映画のキャッチコピーに『衝撃の結末!』と言うのがあります。殆どの場合、言うほどのことではないんですが、この作品の結末は、マチ゛衝撃的です。ああ言う事で、いいの?!
観終わって後が 怖い
緊急番号911ベテランオペレーターのジョーダンは、誘拐された少女からの通報を受ける。 過去のトラウマを抱えながらも少女を救うべく 必死に声で救助を続けるのだが…というストーリー。
分かっちゃいるけど見てしまう、その期待に応えますというスリラー。 久しぶりに背中に嫌な汗をかいてしまう恐怖、ハル・ベリーとアビゲイル・ブレスリンちゃんが 迫真の演技で盛り上げます。 でも、熱入り過ぎてるかなと思う目ぢから演技と 優等生的なエンディングに少々苦笑い。 犯人役のマイケル・エクランドという俳優さんも なかなか良い演技を見せていました。
ある番組で ブラッド・アンダーソン監督のインタビューを見たのですが、「ふだんは陰で活躍するオペレーターにスポットライトをあてた作品」の言葉の通り、お医者さんと同じくらい重要で 人の生死を担う仕事をする人たちがいるんだと知りました。 それと同時に、こんなにたくさんのオペレーターがいるのは 大国アメリカならではだと思ったし、フィクションであっても モデルとなる素材(誘拐事件など)がある・現実に起こっているんだろうと想像すると 観終わってからも恐怖を感じました。
全体的な構成は悪くないけれど、大画面でなくても楽しめるだろう 3.5評価。 劇場を後にして車に乗るまでの駐車場が 一番怖いと思います(笑)。
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