インターステラーのレビュー・感想・評価
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何度見ても、宇宙への畏敬と父娘の絆が素晴らしく思う
新宿ピカデリーで爆音上映鑑賞。
2014年に見た映画でダントツ1番の作品。169分というノーランらしい大作。
この作品は、宇宙って壮大なスケールの話であることと、高次元の空間まで登場してしまうってのもあって、さすがのノーランでもストーリー的にはやや無理がある展開ってのは否めない。これは初回見たときから思ったことで、詰めが甘い気がするなーと。
しかし宇宙に対してすんごい敬意ってのを感じる作品だし、何より父娘の絆について感動する他ない展開は見事としか言いようがない。マコノヒー兄貴が地球を救うために宇宙へ飛び立つ時、そしてクライマックスと、もう深夜を越えた明け方にもなってるのに、涙流す人本当に多かった。しかし時間すら物理的空間になってる5次元って発想が恐ろしいなw
CG使わないノーランと今回よく言われてるが、この作品こそ見て、それを感じてほしいな~。あの砂嵐も、宇宙船も、コーン畑も全部実際に作ってるんやから(笑)
あと今回の3作品の中じゃ音楽がダントツでいい。まあ実際公開時、サントラだけ聞いても場面が浮かんできてたんだよな。
三回目見ようとして、実際はちょっと時間的なこともあり見れなかったんやが、ついに爆音で達成。まあ一回くらいはノーラン作品は爆音で見たいよね。
5次元への旅
さすがクリストファーノーラン監督という作品です👏🏻✨
ノーラン夏祭りで初IMAX鑑賞しましたが、壮大な宇宙の旅を最高な状態で楽しむ事ができました!
IMAXの迫力ある映像と綺麗な音楽で、自分自身も地球から旅立ったような感覚になります。
序盤の部分で、なぜ地球に人類が住めなくなるか?
という導入部分がしっかりしているので、いかに生存可能な星を見つける事が重要か理解しやすいです。
地球に娘をのこして宇宙へ旅立ち、地球から娘のビデオが届くシーンでいつも泣いてしまいます😭
娘に渡した腕時計がキーアイテムとなり、最終的には新しい技術によって人類は問題を解決し、無事に娘と再会するながれが本当に完璧なラストだと思います☺️✨
⭐︎撮影について
最初の地球を含めて、各惑星のシーンがとても美しく幻想的です。水と氷の惑星は、地球上で工夫して撮影したというのが驚きでした。
宇宙ステーションも実際のセットを使用して撮影しているのでとてもリアルでした。
5次元立方体のデザインも凄い発想力だと思います。
クリストファーノーラン監督の素晴らしい発想とリアルを追求した撮影方法にはいつも驚かされます!
これからの作品は絶対にIMAXにします♪
展開がなかなか状況を超えない
前半のフリが後半に効いてて、ブラックホールに関する新感覚に驚きました。
クオリティの高さは今まで観てきた映画の中でも最高峰であり、宇宙服の汚れや中の水滴、細部まで作り込まれてました。
架空の星やロボットのCGも素晴らしいです。
中盤「実は嘘でした」っていうこちらの想定内展開が畳み掛けられてて、嘘の裏にあるドラマも大したことないものでした。
地球が滅亡しそうになったときの社会情勢がまず面白いと思えるんですが、その後の展開が「なるほど!こうなっちゃうよな」という驚きや納得させられるものになることが出てこなかったので、中盤はいらないのではと感じました。
相手の不在
ストーリーはイノベーティブで、独創的。映像表現は美しく、ダイナミック。ドラマはクリスノーランらしい個の繋がりと価値観。これらはいずれもよく表現されている。
一方、科学的な側面に興味がないと、ストーリーの軸が謎で終わりかねない。
また対峙する相手が不在で、事態の急変が個の葛藤と対応を巻き起こすために、(ダークナイトのような)コントラストによる分かりやすい展開になっておらず、切り替えのない流れをずっと追い続ける視点となる。
これらが、ダイナミックであるにもかかわらず、単調さを感じざるを得ない理由だろう。
しかし科学的な考証にアレルギーがない限り、見て損する映画では決してない。いや見るべきだろう。
SFだけどSFじゃない
こういう
近未来モノとか宇宙モノとか
いわゆるSFってあまり好きなジャンルではないけど、
この映画は別でした。
ストーリーの流れ的には
地球に住めない→宇宙行く→問題発生
→ギリセーフ→また問題発生→ギリセーフ
→またまた問題発生→主人公活躍してめでたし
っていうありきたりなものです。
しかし!
他の作品と違ってこの映画では
"登場人物たちの心理状態に焦点を当てている"
という特徴があります。
宇宙空間と地球上での時差の問題だったり、
通信不良で一方通行なメッセージだったり、
この表現力にはその都度心を抉られました。
そのお陰もあってか、
かなり長めの本編時間も苦ではなかったし、
ストーリーに没頭することができました。
(ただ、トイレ我慢するのは大変でした)
今はもうレンタルとかも出てると思うし、
1度観てみても良い作品だと思います。
イス人の正体は…
父親だった。
理論的な話、科学的な話が多かったけれど、
モールスっていう原始的な方法だったって事。
あと、時間の概念が違うのは難しい事と
孤独は辛いって事と
無音は怖いって事。
でも、6-70年で理論が確立して実行、安定まで行くのは、早過ぎる気もする…
けど、まぁそこは映画か。
最高のSF!
私がこれまで観てきたSF映画の中で最高傑作だった。
発端のストーリーはありきたりだけど、
未知の星の絶望的な環境、斬新に魅せたウラシマ効果、4次元世界の表現手法など、驚くことばかりで、
最後までハラハラしっぱなしだった。
映像もきれいだし。ブルーレイ欲しい。
作りが丁寧すぎて退屈
内容としては今ホットなキーワード【重力場】が題材の映画です。
と言っても、それほど難しい内容ではありません。
相対論の内容を聞きかじっていれば理解できる程度です。
映画の作りとしてはすごく丁寧でした。
作中で出た伏線は必ず回収し、十分すぎるくらい説明もありました。
しかし期待していた絵作りは残念の一言です。
宇宙空間は見たことあるようなデザイン、移住先の惑星もアメリカの郊外で取ったような既視感。
現実にあるものをそのまま貼っただけのように見えました。
もっと想像の先を行く絵作りを期待していたのに…。
ただBH内部と5次元空間の表現だけは、なるほど感があって面白かったです。
あとオトモの箱型ロボットのデザインが秀逸です。(笑)
シナリオに関しては、後半からファンタジーっぽくなるのが残念ですね。
重力波を干渉させて5次元空間から過去にメッセージを送る、ってとこで一気に冷めました。
愛の力ってなんやね…。
まあ、SFが後半ファンタジーになるのは仕方ないですけどね。
正直、全体的に薄味でした。
SF好きなら楽しめますが、それ以外の人には退屈でしょう。
一緒に見た人も似たようなこと言ってました。
「インセプション」の宇宙版みたい。もう一層下にいったら宇宙になってしまったような感じ。
「インセプション」の宇宙版みたい。もう一層下にいったら宇宙になってしまったような感じ。(他人の夢の中なのでなんでもアリ)
ディカプリオと渡辺兼が、ブラックホールの中から、「グッジョブ」とか言いながら出てきそうだった。
映像は素晴らしくて、壮大で、眠くはならなかったけれど、そんなのアリなのか?というような、信じられない理論がたくさん出てきて、なんだかな~?という感じだった。
砂嵐や干ばつ、疫病などでたいへんな食糧難となっている未来。食料を奪い合う戦争をへた後、人類にとって、食料の生産以外のことは、あまり意味を持たなくなった。元宇宙飛行士でエンジニアのクーパー(マシュー・マコノヒー)も、家族で農業をしているが、うまくいかない。ある日娘の部屋にポルターガイストが現れ、妙な指示をする。ある座標を示したり、STAY(ここに止まれ)と言ってみたり。クーパーは何か感じるものがあり、座標の地点に行こうとするが、娘は「STAY」の指示に従って行かない方がいいと主張する。クーパーは娘を振り切り、座標の地点に向かう。そこには廃止されたはずのNASAがあった。NASAでは人類の他の星への移住計画が進められており、経験者のクーパーは、宇宙飛行士に復帰することになる。すでに先遣隊が、ワームホールを通り、居住可能と思われる三つの惑星を発見し信号を出しているが、捜索に燃料を使いきり、通信も不良のため、真偽は分らない。そこでクーパー達のチームが、真偽を確かめるため、ワームホールを通りそれらの惑星に行くことになる。もしも帰れない場合のため、人類の受精卵を大量に冷凍保存して持っていくことも計画に含まれている。また、その間に、NASAでは重力理論を解明し、人類すべてが乗れるような宇宙船を開発するという計画も進行していた。そのどれか、あるいはすべて成功することを信じ、人類のため、それぞれの家族のため、クーパー達は宇宙に出ていくのだが・・・。
もちろんこの後、紆余曲折、波乱万丈、裏切り、騙し合い、戦い、ということになるのだけれど、訳のわからない、信じられないような理論が多少引っかかる。
特に「タイム・ダイレーション」。なんで周辺の宇宙から、近くの星に着陸しただけで、何十年もたってしまうのか?
逆に着陸して、何十年も未来に行ってみたいと思うのは私だけなのかな?
他にもいろいろご都合主義の理論が出てきて、よくわからない。
最後のところは、「インセプション」じゃないのだから、さすがにそれはないだろうという、究極のご都合主義理論がまかり通っている。
結果的に、現実を無視して、うまくいき過ぎたような印象がある。
これだったら、全部夢でした的な夢オチで、まとめていただいた方が、まだ納得できた。
そして、やたら映像が壮大なわりには、テーマが親子愛というのは拍子抜け、人類愛とは言わないけれど、せめて自国愛、愛国心ぐらいまでには上げてほしかった。
でも、最初のところで出てきた「アメリカが、月への有人飛行に成功した。」というのは嘘で、ソ連を崩壊させるためのプロパガンダだったという台詞は素晴らしいし、この作品全体にひっかけているような気がする。
エクソダス
公開当初から方々で言われていた事なんで、今さら書くのも野暮もいいとこだが。
この映画、旧約聖書の出エジプト記(エクソダス)を下敷きにしている。
厄災(イナゴetc)があってその地に住めなくなり新天地を探すっていう話まんま。(その他、長男の病気とか諸々細かいところも似せてる。)
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出エジプト記は神のお告げで新天地を目指すわけだが、この映画では科学の力で新天地を目指す。
そこが違うと言えば違うのだが。
チャステインの役なんかは盲目に父と科学を信奉していて、「信じる者は救われる」という構造は、さして変わってないのであった。
(宇宙の謎をひもとく理論物理学、必ずしも実験実証出来るわけではない。実証できないという点では宗教と似てるかもというのは言い過ぎだけども。)
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そういう裏設定と関係なく、映画としては、ボロ泣きするマコノヒーの親子愛一発で十分面白いんで、それで良いといえば良いのだが。
聖書とか理論物理学とか2001年とか組み込みつつ、落としどころは手堅い親子愛。手堅いところがノーランだなあと思う。
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追記:何も足さなくても理論物理学、エンターテインメントにも哲学にもなると思うんだけどな。ブライアン・グリーンやP.C.W. デイヴィスみたいに。ノーランに求めることではないけども。
映像にできないものを映像で表現しようとする情熱
※ブクログからの転載です
近未来、地球は異常気象で植物が育たなくなり、人類は食糧難にあえいでいた。
主人公クーパー(マシュー・マコノヒー)は農場を経営しているが、元は優秀な宇宙飛行士だ。
ある出来事からクーパーはNASAの秘密基地にたどり着き、かつての仲間・ブランド教授(マイケル・ケイン)と再会。NASAは人類の移住先となる惑星を探すため、宇宙飛行士を別の銀河へと派遣していた。ブランド教授の説得を受けたクーパーは、反対する娘マーフ(マッケンジー・フォイ)を置いて仲間たちとともに宇宙へと旅立つ……というお話。
あらすじだけ見ると実に単純な、アルマゲドン的な感動の父娘ストーリーを想像してしまいそうだが、クリストファー・ノーランがそんな単純な話をやるわけがなかったよね。
中身はかなりガチガチのSFで、相対性理論をほんの少し聞いたことがある程度の私には、正直よく分からないところもあった。「重力が歪んでるので時間の流れが地球とは違います」とか言われても「ふ、ふーん……?」てなるだけだった。そういうところに深くこだわらなければ誰にでも楽しめる映画だと思う。難しい科学要素を気にせずに観れば、それこそ単純でベタなストーリーだしね。
映像は抜群にすばらしく、IMAXで観た甲斐があった。絶対に映像にできないものを映像で表現しようとする情熱がすごい。それは映画監督に最も大切な資質だと思う。そもそも映画って、フィルムに映らないものを撮るもんなんだと思う。小説が言葉にならないものを書き表そうとするものであるように。
繰り返し言うけど、根底のストーリーはかなりベタ。でもそれを自分流の表現で、くそまじめにやるとこが、クリストファー・ノーランの好きなところだなって思った。
誰も予想・予知できない4次元、5次元の繋がりと絆が人類を救う
クリストファー・ノーラン作品が大好きです。
やっぱりクリストファー・ノーラン作品は面白いですね。
3時間近い作品ですが、最後の最後まで見入ってしまいました。
決して物理学には詳しくないのですが、事細かしい説明は抜きにして、大方理解というか流れが掴めたと思います。
物理学や宇宙工学を専門としている方からしてみると、どうだったのでしょうか?
決して現実が近い将来こうなるとは想像も出来ませんし、予測不能です。しかし、何か空想のファンタジーじゃない現実感を感じれるストーリーとなってました。
だんだん難しくなってくからイヤ。。
「メメント」でクリストファー・ノーラン監督が好きになって色々観るようになってきたのですが、結局良かったのは「メメント」と「インセプション」のみ。他作品は、世界観が共感できるものの、ストーリーに没頭できない。気持ちが入り込まない傾向があった。
さてこの作品はどうか。 同じく世界観が良いことは当然のことながら作品テーマにも共感を得たが、どうも私の頭には難しすぎてストーリーにのめり込めない。4次元という3次元の人類には理解し難く、表現し辛い世界観がどうもしっくりこない。 自分が勝手に思う4次元世界とも違う表現をされていたので、なおさらしっくりこない。表現方法としては頑張ってはいたとは思うけど、私には理解できなかった。 というか理解できるはずないのだから、納得できなかったというほうが適切か。
4次元という時間を超越するという設定は、中盤までは面白くワクワクもする。なるほどって。時間の流れが違う世界間でのやりとり、流れが遅い世界から見た早い世界での緊迫感は見ていて面白い。でも肝心の核心に迫る4次元シーンに入り込んだとき、「え?確かにそうだけどこれ?」とどうも納得できない。
そもそも人類は果たして4次元世界にたどり着けるのか?たどり着けないんじゃないの?って思うからなおさら。
更にラストシーンで、娘が父親に対して「 私は私の家族がいるので、あなたは勝手に他の女のとこへ行きなさい」ってはどうも。。 確かに娘の立場とすればそうなんだろう。そうなんだろうけど、ここまでのストーリー展開でオチがこれであると少し寂しくないかい?って感じで。
いつも独特なストーリー展開と世界観( 映像イメージのみならず世界設定等も含む )で楽しませてもらうノーラン監督ですが今回はホントに難しくて面白さがない。理解し難いテーマに取り組んだチャレンジングな姿勢は評価するけど、いかんせん気持ちが入らず。。
映像美も今ではさほど物珍しさはない。お金をかけるのもいいけど、それよりもお金をかけなくても、圧倒的な力で観客を引き込み、映画の世界に没頭させ魅了する、そして何度も見たくなる、分かっていても見たくなる、分かっていたけど更に面白さを発見する、そんな「メメント」のような映画をまた作り出して欲しいと切に願うばかり。
期待してなかったけど
期待してなかった分、余計に面白かったです!
始まって暫くは地味な映像に「つまらなそう…」と思っていたんですが、NASAに着いたあたりからとんとん拍子に話が進み、面白くなりだしました。
NASAからの要請があってから、父親が出て行くまでが短くて急!とは思いましたが…。
そりゃ子供可哀想だよ…。
ブランド教授の胡散臭さ!こいつは最初から怪しかった!「計算式は君が帰ってくるまでに解いておく」なんて絶対嘘だね!って思ってました。
出発するまでに解いておいて欲しい〜〜!!
大津波の惑星に行き、ピンチに陥るアメリアを助けたロボット。船に戻るときだけ早い!初めからそのスピードで助けに行ってあげて〜!!
その星がブラックホールの近くにあるってだけで、上陸やめようってならいのが不思議。
上陸する前の話し合いの時点で「1時間が7年」と分かっていたのに、発信されていた信号が7年以上前のもの(実際にはついさっき着いた)だと思わなかったのが不思議…。
あんなに頭がいい人たちの集団なのに。
ロボットのデザインがどうしてあんなことになったのか…。2001年宇宙の旅のモノリス意識ですかね?
マン博士も登場早々怪しかったですね。
裏切りの匂いがプンプンしてましたね。
どうやってクーパーを殺そうとするのかわくわくしました。
こんな壮大な計画しておいて、ここまで来ておいてやってることちっちゃいな〜と思いました。
この氷の世界の星で、ブランド教授のクズっぷりが発覚。
マン博士共々クズ
!
モノリスロボットのターズがグッジョブ。
その後の五次元の世界が良かった!!
最初は何の風景?って困惑し、何だかすごく不気味で怖かった。
そこがいい!
そして本棚のくだりの種明かしに、こういうことだったのかー!と思いました。
今にも人を殺しそうな勢いで帰ってきた兄が何故すぐに許したのかも不明…。
全然こっちの状況分かってないはずなのに…。
そして新しい星で目覚めた時の、そこでのロボットもダサいままだった…。
アメリアの恋人に会いたいという直感を信じて、初めからあの星に行っていたらと思うと…。
コロニーが出来ていて、何年も経っていそうなのに未だに宇宙服を着ているのは何故でしょうか?
忘れないために、お墓まいりの時だけ着てるのか、やはり数分しか酸素がもたない星なのか…。
迎えに行って、既に適応してるアメリアと生まれて暮らしてる人々をどうするつもりなのかな?と思いました。
ツッコミどころも満載でしたが、そうやって見るのも楽しいので、良かったです。
父と娘の物語としても、移住計画の物語としても面白いと思いました。
SFってやっぱり好きだなと思いました。
宇宙空間では、効果音が一切しなくて無音なことが表現されていたので良かったです!!
やたらと宇宙空間でもエンジン音をさせたり、光線銃の音をさせたりする映画が多いので。
相対性理論やブラックホールや五次元などの用語の意味は何となく「SFっぽいな!」ってのが分かればいい程度。
SF最高峰の傑作
2001年宇宙の旅に多大なオマージュを受けている今作。
ただ内容としてはテーマに愛と宇宙ってなものを置いている分、より大衆的かつエンターテイメント性があり、わかりにくい部分もあるものの、全体としては非常に綺麗なストーリー。
途中まではアルマゲドン的な映画展開なのが、ブラックホール突入後の展開で一変していき、テーマの愛と宇宙に結びついていきます。
最初の娘の部屋での伏線を多次元宇宙での終盤シーンに繋げていく様は圧巻でした。
映画館で見なかったことを後悔した一本です。
とにかく宇宙へのロマン、ハラハラする臨場感、親子愛の感動等映画に必要な要素が全て含まれていると言っても過言ではない傑作です。
膨大な根拠に基づく緻密な設定、筋が通ったSF。心の震えが止まらない。
「ええ…。正直な気持ちに従いたいの。私たちは理論に縛られすぎていた。聞いて。だって愛は人間が発明したものじゃない。愛は観察可能な力よ。何か意味がある。(中略)愛には特別な意味がある。私たちはまだ理解していないだけ。これは手がかりなのかも。(中略)10年も会ってない人に銀河を超え引き寄せられている。おそらくもう死んでいる人に。愛は私たちにも感知できる。時間も空間も超えるの。愛が未知の力でも信じていいと思う」
20200905 グランドシネマサンシャイン
IMAX レーザー GTにて再鑑賞
公開時に劇場で鑑賞&ブルーレイも購入し何度も観ているが、これほど心が震えるとは。
琴線が崩壊するほど、胸が苦しくなるほどに「気持ち」が溢れた。
今回、IMAXで心への訴えかけは何倍にも膨れ上がり、冒頭のコーン畑で無人機を追うシーンでは、すでに涙が頬を流れていた。
一言一言が美しく、深く、重い。
感情は時によって大きく波長を変える。
グラビティと愛、相反するものだが、それは共通なものであった。
現実味、根拠に基づくフィクション。
冒頭はリアリティが強いので、そこからフィクションに移行していき、SFをうまく馴染ませていくのがとても難しい設定だと思う。
しかしそこは、この脚本家陣。
全く違和感なく、双方の溶け込み方がものすごく心地良い。
マシューマコノヒーとアンハサウェイの演技は驚異的。
膨大な根拠に基づく、緻密な設定。
筋が通ったSF。
重力、時間、次元、そして愛はそれを超越する。
最終的に「愛の直感」に従った、最後の選択肢の星が正解だったというのも、よくできてるなあ。
私の中で、「映画として」人生の中で1番の作品。
すごいとしか言いようがない。
言葉にしたらもったいないくらい。
1人でも多くの人に観ていただきたい。
「脚本」「映像」「演者」
これらは三位一体。
これらのピースが完全にハマった時、単なる足し算ではなく、シナジー効果でなんだかとんでもないものsomething great が生まれる気がする。
そのピースをはめてくれるのが、ノーラン監督だと思う。
こういう作品に出会えた時の心の震えがあるから、映画ってやめられないんだなぁ。
映画館で見れば良かった
5次元=人間の愛(意思?)が起こす奇跡というところだけちょっと首をかしげたが、なにはともあれ面白かった! 年老いた娘に背を押され、主人公はまた自分の世界に旅立っていく。「グラビティ」とはまた違う人間の意思が見事に描かれていた。
全216件中、101~120件目を表示