「愛は時空を超える、、、」インターステラー しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
愛は時空を超える、、、
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
鮮烈な映像体験でした。美しい親子愛に心が震えました。こんなにも心揺さぶる映画を観たのは久しぶりでした。長尺も気にならず、ラストシーンまでずっと没入していました。
宇宙の描写がとにかく美しい限りでした。一言では形容出来ない世界観に度肝を抜かれ、まるで実際に宇宙空間に浮かんでいるかのような臨場感に驚嘆しました。
謎の存在が用意したワームホールの内部や、特異点(ガルガンチュア)のビジュアルがとても独創的で、想像力を掻き立てられる、感動的なシーンばかりでした。
スペースシャトルのシーンなど、出来る限りCGに頼らず、特撮が使われていました。クリストファー・ノーラン監督のこだわりが炸裂し、実物だからこその迫力に息を呑みました。
中でも、爆発により慣性で回転し続ける宇宙ステーションにランダーのドッキングを試みるシーンが秀逸でした。
船内は慌ただしいのに宇宙空間は無音と云う対比がハラハラに拍車を掛け、緊急事態も宇宙にとってはなんでもないことなんだなと、その雄大さを見せつけられたようでした。
様々な要素の見事なアンサンブルによって醸し出された面白さと迫力は、「2001年宇宙の旅」に匹敵するのではないかなと思いました。監督曰く、製作時には同作の存在が常に念頭にあったそうな…。リスペクトを捧げながらも強力なライバルとして据えたことで、それに勝るとも劣らない新たな傑作を生み出すことが出来たのかもしれません。
主人公と娘の、時空を超越した愛と絆がエモーショナルでした。壮大なSFにも関わらず、物語が収斂した先はパーソナルな出来事と云うまさかの「スター・ウォーズ」形式…
父娘を容赦無く引き裂くウラシマ効果の洗礼にどうにもならないもどかしさを感じましたが、それがクライマックスの感動に繋がっているなんて…。最高のカタルシスでした。
愛は観測出来ないけれど確かに存在していて、強い力を持っているのだと実感しました。遠く離れていても、親子は繋がっている。家族をもっと大切にしたくなりました。
※追記(2020/09/12)
待望のIMAXで鑑賞。いやぁ~途轍も無い迫力でした。
鳴り響く重低音によって体中がビリビリ振動し、まるでレインジャー号に乗り組んでいるかのような臨場感でした。
息を呑み、感動で涙が出て来るほどの迫力を体感!―大好きな本作を最高のフォーマットで鑑賞出来、感無量でした。
※以降の鑑賞記録
2015/? ?/? ?:DVD(吹替)
2017/? ?/? ?:Blu-ray(吹替)
2018/? ?/? ?:Ultra HD Blu-ray(吹替)
2019/10/27:Ultra HD Blu-ray(字幕)
2020/09/12:109シネマズ大阪エキスポシティ(IMAX L/GT T・字幕)
※修正(2023/03/05)
しゅうへいさん 羨ましいです!!仕事柄 なかなか県外に行くのか難しいのです!普通なら何がなんても東京なり名古屋には飛んで行きます!!インターステラーが観られるなら!!ああ 憎いコロナ!でも多分TENETは地元でも観られそうなんです(^^)楽しみです!
レモンブルーさん、こんにちは。
お褒めいただき、ありがとうございますm(__)m 恐縮です。今日初めてIMAXで観ました。普通のスクリーンと比べて、映像も音響も迫力も桁違いに凄かったです! 是非ともIMAXでもご覧になっていただきたいです。冒頭には「TENET」のプロローグ映像もあって、楽しみが増しました!(笑)
しゅうへいさん 共感をありがとうございましたm(_ _)m!私のは 以前観た時の印象だけを頼りに書いたので 大雑把な感想になってしまいましたが、しゅうへいさんのレビューは 本当に素晴らしいですね!私が もしこの映画を観てない者なら絶対に見たくなるようなワクワクするレビューです!私は2001を超えたと思います。ただ キューブリックが偉大過ぎるので、なかなかそれを公に認められないかもですね。とにかく素晴らしい映画でした!!TENETが楽しみですね!!