インターステラーのレビュー・感想・評価
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イス人の正体は…
父親だった。
理論的な話、科学的な話が多かったけれど、
モールスっていう原始的な方法だったって事。
あと、時間の概念が違うのは難しい事と
孤独は辛いって事と
無音は怖いって事。
でも、6-70年で理論が確立して実行、安定まで行くのは、早過ぎる気もする…
けど、まぁそこは映画か。
マイベストSF部門第1位にしたい!
最高のSF!
私がこれまで観てきたSF映画の中で最高傑作だった。
発端のストーリーはありきたりだけど、
未知の星の絶望的な環境、斬新に魅せたウラシマ効果、4次元世界の表現手法など、驚くことばかりで、
最後までハラハラしっぱなしだった。
映像もきれいだし。ブルーレイ欲しい。
この映画は良い。
作りが丁寧すぎて退屈
内容としては今ホットなキーワード【重力場】が題材の映画です。
と言っても、それほど難しい内容ではありません。
相対論の内容を聞きかじっていれば理解できる程度です。
映画の作りとしてはすごく丁寧でした。
作中で出た伏線は必ず回収し、十分すぎるくらい説明もありました。
しかし期待していた絵作りは残念の一言です。
宇宙空間は見たことあるようなデザイン、移住先の惑星もアメリカの郊外で取ったような既視感。
現実にあるものをそのまま貼っただけのように見えました。
もっと想像の先を行く絵作りを期待していたのに…。
ただBH内部と5次元空間の表現だけは、なるほど感があって面白かったです。
あとオトモの箱型ロボットのデザインが秀逸です。(笑)
シナリオに関しては、後半からファンタジーっぽくなるのが残念ですね。
重力波を干渉させて5次元空間から過去にメッセージを送る、ってとこで一気に冷めました。
愛の力ってなんやね…。
まあ、SFが後半ファンタジーになるのは仕方ないですけどね。
正直、全体的に薄味でした。
SF好きなら楽しめますが、それ以外の人には退屈でしょう。
一緒に見た人も似たようなこと言ってました。
時間差レビュー
観てからだいぶ時間がたってしまいましたが、レビューを書きます。
というのも、先日スタンリー・キューブリックの2001年宇宙の旅を観たからです。
こちらの映画、特に終盤は明らかに2001年宇宙の旅を意識してますね。
キューブリックは感覚で捉えているけど、ノーランは理屈で説明しようとする。個性が表れていて面白いです。それでも不思議なことに、比べると2001年〜のほうが知的な作品に思えるのは、あの説明の少なさゆえかなあ。ノーランは、台詞が親切だから。
正直、細かいところよく覚えてないけど、ここでの30分が地球での数年…みたいな感覚はちょ〜〜〜〜恐ろしいなと思いましたね。毎日そんな意識で生きたら時間有効活用できそうだなあ。
あと途中アン・ハサウェイがウザすぎだよな。
親子愛…とかは特にピンとこなかった。てゆーか、あんま覚えてない。(笑)映画全体として、詰め込みすぎで軸がぶれている印象がある。映像だけでただでさえ情報量多いから、もう少しシンプルでよい!アン・ハサウェイの色恋のなんたらとか、マッドデイモンクズ博士とかの件は、必要があったのか?もっと親子にフォーカスしたほうがよかったのでは?
ラストの幻想的な映像美も、親子関係に重きを置けば置くほど映えるぞ。
しかし、ラスト…、幸せなのかな?よくわかんないなあ。浦島太郎……。
「インセプション」の宇宙版みたい。もう一層下にいったら宇宙になってしまったような感じ。
「インセプション」の宇宙版みたい。もう一層下にいったら宇宙になってしまったような感じ。(他人の夢の中なのでなんでもアリ)
ディカプリオと渡辺兼が、ブラックホールの中から、「グッジョブ」とか言いながら出てきそうだった。
映像は素晴らしくて、壮大で、眠くはならなかったけれど、そんなのアリなのか?というような、信じられない理論がたくさん出てきて、なんだかな~?という感じだった。
砂嵐や干ばつ、疫病などでたいへんな食糧難となっている未来。食料を奪い合う戦争をへた後、人類にとって、食料の生産以外のことは、あまり意味を持たなくなった。元宇宙飛行士でエンジニアのクーパー(マシュー・マコノヒー)も、家族で農業をしているが、うまくいかない。ある日娘の部屋にポルターガイストが現れ、妙な指示をする。ある座標を示したり、STAY(ここに止まれ)と言ってみたり。クーパーは何か感じるものがあり、座標の地点に行こうとするが、娘は「STAY」の指示に従って行かない方がいいと主張する。クーパーは娘を振り切り、座標の地点に向かう。そこには廃止されたはずのNASAがあった。NASAでは人類の他の星への移住計画が進められており、経験者のクーパーは、宇宙飛行士に復帰することになる。すでに先遣隊が、ワームホールを通り、居住可能と思われる三つの惑星を発見し信号を出しているが、捜索に燃料を使いきり、通信も不良のため、真偽は分らない。そこでクーパー達のチームが、真偽を確かめるため、ワームホールを通りそれらの惑星に行くことになる。もしも帰れない場合のため、人類の受精卵を大量に冷凍保存して持っていくことも計画に含まれている。また、その間に、NASAでは重力理論を解明し、人類すべてが乗れるような宇宙船を開発するという計画も進行していた。そのどれか、あるいはすべて成功することを信じ、人類のため、それぞれの家族のため、クーパー達は宇宙に出ていくのだが・・・。
もちろんこの後、紆余曲折、波乱万丈、裏切り、騙し合い、戦い、ということになるのだけれど、訳のわからない、信じられないような理論が多少引っかかる。
特に「タイム・ダイレーション」。なんで周辺の宇宙から、近くの星に着陸しただけで、何十年もたってしまうのか?
逆に着陸して、何十年も未来に行ってみたいと思うのは私だけなのかな?
他にもいろいろご都合主義の理論が出てきて、よくわからない。
最後のところは、「インセプション」じゃないのだから、さすがにそれはないだろうという、究極のご都合主義理論がまかり通っている。
結果的に、現実を無視して、うまくいき過ぎたような印象がある。
これだったら、全部夢でした的な夢オチで、まとめていただいた方が、まだ納得できた。
そして、やたら映像が壮大なわりには、テーマが親子愛というのは拍子抜け、人類愛とは言わないけれど、せめて自国愛、愛国心ぐらいまでには上げてほしかった。
でも、最初のところで出てきた「アメリカが、月への有人飛行に成功した。」というのは嘘で、ソ連を崩壊させるためのプロパガンダだったという台詞は素晴らしいし、この作品全体にひっかけているような気がする。
親子の絆の物語
全体的に抑えが効いた演出でしっとりと見せる。主人公とその娘(幼少期、成年期)3人の演技もとても良く、親子の絆を思う存分味わえた。そのおかげで、やたらスケールが大きい割には最終的に親子の物語で終わる筋書きにも、少なくとも観ている間は疑問を感じない。
当代随一という評判の科学考証についても、「2001年宇宙の旅」や「ゼロ・グラビティ」を意識したモチーフやシーンも交えつつ堪能できた。ブラックホールやワームホールの見え方など新鮮。
それにしてもブラックホールに惑星系など成立するのか?とか、成立したところで移住可能性など検討に値するのか?という疑問はあるが。
それとブラックホールの引力を利用して他の星に向かうところは、単なるスイングバイなのかペンローズ過程を利用しているのか、判然としない。後者でなければその後の展開に必然性がないと思うのだが、ただのパイロットの主人公にそんな計算ができるのか?
というツッコミも楽しい(笑)
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