「全ての伏線がラストにきっちり繋がる。」インターステラー アルさんの映画レビュー(感想・評価)
全ての伏線がラストにきっちり繋がる。
導入部分は難しい設定ゆえにどうしても前説っぽくなりがち。ポルターガイストを重力と繋げて動機付けしつつ、目的と行動に説得力をプラスするまでの時間が長い。
相対性理論、量子力学、ワームホール、そしてブラックホールと科学てんこ盛りだが、詳しく分からなくても凄さは何となくで想像して楽しめる。自身の様に鑑賞後に色々調べてみるのも面白い。
ラザロ計画のプランAとB、最終的に結果がどちらになるのか予測しながら、予想外の展開はさすがの監督。ラスト直前のご都合主義はこちらもお約束。BAD ENDは無いので安心して観られるのも良い。
ゴリゴリのSF宇宙映画と思いきや、メインテーマは『愛』だったりもする。その愛すらも伏線で回収するのも素敵。娘を持つ父親は涙が止まりません。感情の無いロボットにも愛が溢れていて素晴らしかった。
クーパーと一緒に娘の名を大声で叫びたくなる、届きそうで届かない声。心の叫び。そしてラザロ計画の結末、ラストを存分に楽しんで。個人的名作にランクイン。
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