「SF大作」インターステラー 明烏さんの映画レビュー(感想・評価)
SF大作
評判は聞き及んでいましたが、なかなか見る機会が無かった1本。Netflixで。
みんな大好きクリストファー・ノーラン監督作。
映像に対する拘りはやはり流石。
ワームホールやブラックホール、果ては多次元空間まで映像化してしまった執念には拍手です。
他の作品と比べてストーリーにもある程度説得力があるし、名作の類だと思います。
最近の仮説では意識は素粒子より小さな物質で、それは時間や空間、重力をも超えて存在できるって言われてるらしいですが、それを「愛」と結びつけたアイデアも面白い。ロボットのAIにも同レベルの意識体系があった(量子コンピュータとかそんなん?)から別次元にも存在出来たのかな、、なんて考えると人間と同等の意識持ってしまってるわけで末恐ろしいですねAIは。
この作品のロボなら当然「愛」も理解するんだろうな。自己犠牲の精神まであるし、もうこのプロジェクトはとりあえずロボットだけ調査に行っても問題なかったんじゃないかと思えてくるが、そんな事言うのは野暮ですね。それと、あんなにも特殊な形状(よくバラバラにならんな)で高機能なのに画面は80年代SFに出そうなインターフェイスで色々と可笑しかった。
結論、個人的には周りが絶賛している程には楽しめなかったです。壮大な映像とマシュー・マコノヒーの演技、ブラックホール突入後の展開に気が行くけれど、それ以外の設定(地球住めない、宇宙移民計画、ウラシマ効果)は結構ありきたりかなと。
ここまでの大作を観てしっくりこないので、自分はノーラン好きじゃないんだな、と再確認しました。
最後の宇宙ステーション観て、ノーランもガンダム好きなんだな。と勝手に決めつけてます。