「涙腺を刺激する未体験の壮大さ」インターステラー MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
涙腺を刺激する未体験の壮大さ
何なんだこの映画は。とにかく観て欲しい。「インセプション」を凌駕する驚きと感動は大波の様に押し寄せてくる。
ただの宇宙がテーマのSFではなく、家族、愛、冒険…ほとんど全てと言っても過言ではないほどの深いテーマが織り込まれている作品だ。
相対性理論という知識が無ければ置いていかれる気もするが、そんな難しく、複雑な描写の数々が、散りばめられた伏線で点と線が繋がる。物語の終盤でそれが分かった時、私は衝撃と感動を細胞レベルで感じ取った。
果てしなく続く宇宙に対する期待や不安を圧巻の映像と共に描かれ、「冒険物」としても抜群の表現力ではないだろうか。
それに豪華キャスト陣の演技で更なるリアリティを生み、目が離せなくなること必至だ。
また、ハンス・ジマーの音楽が素晴らしい。映画館でIMAX上映版を観賞し、迫力の音量で響かされると尚感動する。SFで涙腺が刺激されたのは初めてだ。本作を観てやはり映画は素晴らしいと思った。
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