「親子の絆の物語」インターステラー flying frogさんの映画レビュー(感想・評価)
親子の絆の物語
全体的に抑えが効いた演出でしっとりと見せる。主人公とその娘(幼少期、成年期)3人の演技もとても良く、親子の絆を思う存分味わえた。そのおかげで、やたらスケールが大きい割には最終的に親子の物語で終わる筋書きにも、少なくとも観ている間は疑問を感じない。
当代随一という評判の科学考証についても、「2001年宇宙の旅」や「ゼロ・グラビティ」を意識したモチーフやシーンも交えつつ堪能できた。ブラックホールやワームホールの見え方など新鮮。
それにしてもブラックホールに惑星系など成立するのか?とか、成立したところで移住可能性など検討に値するのか?という疑問はあるが。
それとブラックホールの引力を利用して他の星に向かうところは、単なるスイングバイなのかペンローズ過程を利用しているのか、判然としない。後者でなければその後の展開に必然性がないと思うのだが、ただのパイロットの主人公にそんな計算ができるのか?
というツッコミも楽しい(笑)
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