「2001年宇宙の旅を超えた」インターステラー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
2001年宇宙の旅を超えた
哲学的である点では名作2001年宇宙の旅と通じるものがある。
登場するロボットもモノリスを彷彿とさせるのもオマージュか。
SFは知的エンターティンメントであるから空想でも、もっともらしさの訴求が極めて重要である。その点ではよく練られていると感心した。今日(2016年2月12日)、おりしも重力波の観測が報道された。
哲学と科学は表裏、答えのない真理を追い求める点では離れがたい。
「宇宙は何でできているか」の問いに「物語でできている」との米国のペンクラブ会長の名言が頭をよぎる。キューブリックならブラックホール突入後の部分は描かなかったであろう。本作は次元を超えるものは愛の力と言っているような気がする。
CGも勿論良いのであるがむしろちりばめられた珠玉のセリフが素晴らしい、きっと感銘と余韻を与えてくれます。
コメントする