ラッシュ プライドと友情のレビュー・感想・評価
全153件中、101~120件目を表示
同時代のスリリングな記憶
スーパーカー世代の自分にとって、ニキ・ラウダとジェームス・ハントは、伝説の存在。F1の轟音を聞くと、まだ鈴鹿がなかった時代の富士スピードウェイに行ったことを思い出す。もちろんF1ではないが…。ラウダはコンピュータ、ハントは野生動物のようだった。思い返せば、F1という同じ土俵で、相反する性格の二人が、王座を争うという稀有な出来事は、小説より奇なる事だった。今とは違い、当時のF1の安全性は、棺桶と言われたほどで、二人の争いは、命がけの勝負だったのだ。
この作品の76年の出来事は、同世代の少年なら誰もが覚えているだろう。まるで、奇跡のような年だった。だから、この作品を観始めると、感動で胸が熱くなる。ラウダがシーズン途中からF1に復帰したことは、誰もが衝撃を受け、二人の好敵手が日本GPで相まみえることは、興奮させた。もちろん、こんな事情はよくわからなかったから、ラウダが棄権したことに、大いに失望したことを覚えている。
この作品は、きっと世代によって見方は随分違うと思う。しかし、僕はリアルなイベントとして、76年が一生忘れられない年であったことを今日再認識した。
胸熱…
胸熱…
典型的な所謂ライバルものですが、この76年F1の劇的な展開が実話だってんだからスゴい!
当時の展開は知らなかったけど、ニキ・ラウダは覚えてるし、6輪ティレル(タイレル?)や黒地にの金のプレイボーイ・ロータスとか懐かしかった…
F1見なくなって久しいけど、そういうの関係なく楽しめるし、車好きならもっとですね。
最後どっちを応援すればいいのか迷っちゃうのがたまに傷ですかね…
古き良き時代のF1だからこそ成し得た話
過去にこの手の映画で出来が良いものをあまり見ていなかったせいか、F1は大好きでもどうしてもこの映画を見たいとまでは思っていなかったのですが、F1ファンからも好評なようだったので半信半疑で見てみたら・・・・おぉ~!!これは熱い!!
まあ今までが酷すぎたと言うのもありますが、カーレース物の中ではおそらく1、2を争う作品と言っても過言ではないでしょう。
出来れば2人がドライバーとしてどう凄いのか、もっと深く掘り下げて描いてくれれば尚良かったのですが、あまりマニアックになってしまうと純粋な映画ファンに敬遠されてしまいますから、一つのヒューマンドラマとしてはまあこのぐらいの匙加減でちょうど良かったかもしれませんね。
とにかく良い映画を見た満足感で一杯になりましたよ。
さすがはロン・ハワード監督、F1物でここまで熱くさせる映画を作ってしまうとは・・・お見事の一言です!
それにしても、全くタイプの違う2人のチャンプが、互いを認め合い固い友情を築いていくまでのストーリーは、本当に見応えたっぷりでしたね。
私はF1好きと言ってもセナプロ時代以降のF1ファンなので、2人の物語が物凄く新鮮に映りましたよ。
自由奔放な天才肌のハントに、ストイックな職人肌のラウダ。
レースアプローチも違えば生きることへのアプローチも正反対な2人。
互いのモチベーションは、絶対あいつに勝ちたい、ただそれだけ。
ライバルが地獄へ突き落とし、ライバルが地獄から這い上がらせた、まさに究極の関係。
素晴らしい、こう言う友情って本当にいいですね~。
ニキ・ラウダを演じたダニエル・ブリュールは、あまりにも本人に雰囲気が似過ぎていて本当にビックリでした。
クリス・ヘムズワースもマイティ・ソーより断然こっちの方が嵌っていて、本当に素晴らしかったです。
なつかしい「ニキ・ラウダ」
ニキ・ラウダ(オーストリア, 64)は、『走るコンピューター』と言われ、
1975年/1977年/1984年の3回、F1チャンピオンになっています。
あの有名な大事故は、1976年のドイツGPです。
(今回の映画の背景の年代です。)
後続の5人のドライバーが捨て身の救出をした事で有名です。
ラウダは、全身の70%の血液を入れ替え、数日間、意識不明でしたが、
なんと、事故後6週間でGPに復帰しました。
顔の右半分の火傷が痛々しかったのを覚えています。
確かな記憶ではありませんが、当時、ヨコハマタイヤのCMで、
事故シーンを放映したと思います。
ニキ・ラウダは、単なる走り屋ではなく、技術屋であり、営業マンであり、
和を大切にするチーム・リーダーでした。
また、ラウダ航空やニキ航空を設立した経営者でもありました。
私は、ニキ・ラウダが一番好きなF1ドライバーなので、
今回の映画化は大変楽しみでした。
ニキ・ラウダのファンの方にも、
ハントのファンの方にも、
F1好きな方にも、
車好きの方にも、
『格好いい映画』でした。
MK
[追伸]
ハント(英国)は、1993年に心臓発作により、45際の若さで亡くなりました。
瀕死の事故に遭遇したラウダは、現在も、F1の解説をする一方で、
メルセデスAMGの非常勤会長を務めています。
映画館でよかった
まず、F1のエンジン音がたまらないですね!
あの迫力は、お家で見ては伝わらないような気がします。
F1は昔ちょっと見てたくらいで詳しくないし、2人のことも知りませんでしたが、2人の人間性と、F1という世界すごく伝わりました。後で調べましたが、2人の俳優とも、本人に雰囲気似ていますね。ただ一つだけ、「友情」の邦題必要だったかな?もっと違う関係性があると思いますが。宣伝のためならしょうがないんですが。
その点だけかな〜。
また見たいと思いました。
ぴったり
吹き替えで観ました。
想像以上にぴったりで上手くて。
F1って、全くわからなかったけどkinkiフアンである事に
よって出会えた映画でしたが、ラッキーでした。
マシンの迫力と言い、もう一度観たいなあ
あなたの生涯の1本を塗り替える?
いや、別に、全く。実話というのは凄いなと思いましたし、見た目もご本人達にそっくりでドキュメンタリー。F1の凄さは単純に伝わるしワクワクするけど、意地とプライドと友情にやはりどうしてもマネーが絡む舞台なので感動も薄まりました。2日前にマイティーソーのダークワールドを観たのが悪かったかな、ハントにハンマーを持たせたくなってしまいました…
伝わった
この映画を観てF1レーサーは、どんな気持ちで命を懸けてるのか、レース前は、どんな気持ちかというのを知りました。あと、ライバルがいるからこそお互いは、どんなに絶望になってもライバルを超えたいという強い気持ちで乗り越えられるというのが伝わりました。ライバル、目標だと思います。
とっても良かったです
とっても良かったです
まず、ドライバー視線のF1が作りこまれていて、現在の安全な?モータースポーツと違って死と隣り合わせの生々しさが感じられました。
撮影はいったいどうやったのと思えるぐらい当時の車両が出てきて、6輪を久しぶりに見ました。
キャスティングも2人とも本人に雰囲気、立ち振る舞いともよく似ていて、それぞれのキャラを表せていたと思います。
レースシーンはもう少し迫力があった方が好み(F1ファンなので)ですが、クラッシュシーンなど、つい「もったいねー」と言いたくなるぐらいリアルでした。
全体的に当時の熱気、モータースポーツへの情熱、F1ドライバーの強烈な個性がひしひしと感じられ、何かをなしとげる男のドラマでした。ヨーロッパのモータースポーツの文化は深いです。
レースの勝負そのものは、スポコンマンガみたいで面白かったけど、主人公の二人には感情移入できなかった。
F1レースのことは、名前くらいは知っていたけど、金持ちの道楽なんだろうな、程度のイメージで、これほどすごい世界とは思わなかった。
人間の持てる力、ほとんどすべて使っている究極のチームスポーツで、まるで戦争みたい。
見ている時は、レースシーンに、たいへん迫力があり、すごく面白かった。
でも、見終わった後は、あまりにも自分の住む世界とは違うので、だから何?と言いたくなった。
ニキ・ラウダは、なんとなく名前だけは知っていたけど、ジェームズ・ハントは知らなかった。
しかし、なんとなくレーサーといえば、ジェームズ・ハントのようなキャラクターを思い出す。
破滅型のやんちゃぼうずで、野性的、感覚とか才能で走るタイプ。
実話がもとになっている、ということで気になるのが、ジェームズ・ハントのセックスシーン。
初対面で、その場限り、しかもその場所で、次々に、別の女性とセックスしていく。
しかも相手の女性は、別にプロという感じでもない。(有名人とやれば、逃げられないし、後々損はしないかもしれないけど、もしそういうことなら、恐ろしいんですけど・・・?)
アダルトビデオに出てきそうなシーンだけれども、他の普通の映画にもよく出てくるし、タイガー・ウッズ事件とか考えると世の中(主に欧米?)は、こういうシステムになっているのかもしれない。
どうでもいいけど、自分のまったく知らない世界で、すごく不思議でした。
一方、ニキ・ラウダはレーサーのイメージとはかけはなれていて、なんとなく戦いそのものを目的とするような、サムライのイメージ。
ものすごく肝がすわっていて、根性も度胸も、技術もある、信念の人。
しかも大金持ちの息子なのに、後継ぎを断って、借金して、しかも自腹で、レース参戦とはすごい。
どう考えてもバカな道楽息子なのに、これ以上ないというくらいの冷静な判断と、技術で、みるみるフェラーリのエースドライバーに上りつめる。
天才とバカは紙一重というけれど、そんな感じで、バカなのか?天才なのか?よくわからない。
何者だよ?と思った。
この二人の対決、理性対野性、技術対感性、ストイック対刹那主義、みたいなところがよかった。
まるで、マンガ「あしたのジョー」の力石対ジョーみたいだった。
でも、力石とかジョーは同じ日本人で、自分に近いところもあるから、なんとなく入れたけど、この二人はあまりにも自分とはかけかなれていて、共感できなかった。
この映画そのものは、スポコンマンガみたいで面白かったけど、主人公の二人に感情移入できないのが、とても残念でした。
男に生まれて良かった
僕はニキ・ラウダタイプでもジェームスハントに憧れる。ハントも眩い光を発しながらも葛藤、不安、嫉妬を抱えている。どちらが正しいか正解はないけど、一つの舞台に男二人が人生をぶつける姿は圧倒的に正しい。男に生まれて良かった。
迫力満点!熱くなりました!!
F1に詳しくなくてもすごく楽しめました。レースシーンは迫力満点で、映画館で見て良かったです!!字幕も良かったですが、吹き替えも場面が分かりやすくて見やすかったです!!臨場感があり、男の人が好きそうな映画だと思いました。
それぞれの生きる意味
子供の頃、初めて覚えたF1レーサーの名前がニキ・ラウダだった。
この映画のクライマックスが76年の富士だから、きっとその頃私はニキの名前を憶えたのだろう。
生きて帰らなければならないニキ・ラウダと勝つためなら命も惜しまないジェームス・ハント。すべてが対照的な二人の心のやり取りが本作の軸になっている。感心したのは、どちらか一方に感情移入させてもう一方を悪者に仕立てるということではなかった点である。勿論人によってどちらが好きかというのはあるだろうが、正誤や善悪ということではない。
生きるスタイルが違うのだ。
だから私は二人とも嫌なヤツだとは思わなかった。またそういう公平な目線で撮られてもいたのも良かった。
物語の中心がレースの勝ち負けではなく、二人の男の恐怖や苦悩や葛藤などを含めた人間に焦点を当てているところにも好感が持てた。
決勝戦での2人の選択はどちらも勇気のいる選択だったろう。特にニキは色々なことを考えての選択だったに違いない。
"プライドと友情"
互いに認めあった二人だからこそ理解しあえる世界があったに違いない。
"賢者は敵から多くのことを学ぶ"
好敵手で好対照な二人に敬意を表したい。
あと付け加えたいのがサウンドです。
F1の魅力の1つでもあるエキゾーストノート。リアリティのあるシビれるようなサウンドは映画館でしか味わえないと思います。
真のライバル関係にシビレまくり
76年のF1シーズンがこんなにも熱い展開だったとは…。ドライバーの個性炸裂の時代。今のF1よりもかなり魅力的に感じます。個人的にはセナプロの時代が懐かしくなります。大きな技術変革に可夢偉復活の今シーズン…ちょっぴり期待です!
そこにシビれる!あこがれるゥ!
カッコイイ!もうカッコイイの一言に尽きる!
これぞ男!男の生きる道!というとジェンダー的な問題でやんや言われそうだけども(すいません)、そう言い切っちゃってもいいじゃないですか。言わせてくださいよ。だって、男がこの二人の男を見てカッコイイ!と思っちゃったんだもの。
や、ね。最高にカッコイイじゃないですか。ニキ・ラウダもジェームズ・ハントも。最高にカッコイイ。マジカッコイイ。さっきからカッコイイしか云ってないですけど。
舞台が1976年というのは生憎、自分は生まれてないですし、F1自体にあまり興味がないので、こんな熱量を孕んだ時代とか熱気を感じたことはないんだけども、でも、伝わって来ますよね。この一心不乱というか、意気込みというかね。体を投げ出す!命を張れる!って、そりゃ憧れちゃいますよ。
それに作り手がよく陥りがちの片方側視点にせず、「こっちを立てて、あっちを立てない」的な構造の一切から離れてるでしょ。双方向なんですよ。だから両方公平にカッコイイ。二人とも素敵だ。痺れます。
こういう世界が在ったんですねぇ。こんなカッコイイ、人も羨むライバル関係が在ったなんて。
反目し合いつつ憎しみ合いつつ嫉妬をしつつ意識せずにはいられない高め合わずにいられない好きにならずにいられない友情を感じずにいられない奮起せずにはいられない健闘讚え合わずにはいられない。
最高に熱かったです。
6輪タイレルが走るぞ!
昔見た「グランプリ」のクラッシュシーンの恐怖は強烈で、いまだに高速を調子に乗って飛ばしているとフト映像が脳裏をよぎり思わずアクセルを戻す。レース映画で最も肝心なそういうものがこの作品はやや弱い。
日本グランプリで背景にさりげなく初代セリカが駐車してあるなど、細部にも気配りされ完成度は高いが、炸裂するフェラーリの排気音をもっと轟かせて。
4DXで観たい!
F1のことをそれほど知らなくても楽しめます。吹き替えも役者の雰囲気にあってました。レースシーンもリアリティに溢れていて、ヒヤヒヤしながら観ました。
この映画は4DX版も上映されるらしいです。4DXは一度パシフィックリムで鑑賞して感動しましたが、RUSHのようなレースシーンではより臨場感が得られるような気がします。
F1マシン走行の映像を見ながら座席がどのようなアクションをするのか2回目は4DXで鑑賞して体感してきたいと思います。
全153件中、101~120件目を表示