ラッシュ プライドと友情のレビュー・感想・評価
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一人で観たい
ド迫力のカーバトルをネタに展開される、一昔前の少年ジャンプ王道的なストーリーを楽しめる映画でした。対照的なライバルが反発しつつもお互いを認め合いかっこよく戦う様をひたすら愛でる、これに尽きます。ハントの活躍に奮起し、つらい治療を乗り越えて事故からの奇跡的な復活を遂げるニキという、まさに「努力」「友情」「勝利」の世界観。ごく少数の「クズ」(例の記者等)を除いて、登場人物各々が魅力的なのもお約束です。
どう思われようとも、この映画は映画館にて男一人で観ることをおすすめしたい。いくつになっても「すぐ壊れる高価なおもちゃ」に熱中する子供であることが明るみになって気恥ずかしいですので。
すでに触れられていますが、クライマックスの最終決戦が激しく雨が降る薄暗い富士山麓で、というのが日本人として嬉しいシーンでした。
ついでに、印象に残ったのをもう一つ。ニキがマレーネと出会ったのちに、ヒッチハイクでイタリア人の車に乗せてもらうシーン。隠されていた牙をむく様は、初期の「頭文字D」における藤原拓海を彷彿とさせました。
もっとマシンの迫力を!
F1映画の中で間違いなく一番!
とても、ドラマチック
僕にとっては懐かしい。
その昔、どういう理由でだったかは定かではないが、F1にはまっていたことがある。アイルトン・セナの事故死と、レギュレーションが毎年のように変わるのに嫌気がさして、レースを観なくなった。
1976年はそれよりも前。ニキ・ラウダの名前は知っていたが、ジェームス・ハントは知らなかった。その2人が、F1のチャンピオンシップを激しく争っていた。
スポーツの世界を映画にするのは、しかも実話を映画にするのは、やはりリスクが高かった。ロン・ハワードをもってしても成功しているとは言いがたい。
人に迫るかバックステージを描くのに専念するか。
そのどちらでもない本作は、中途半端な印象は否めない。
もうすぐ本物のF1のシーズンが始まる。そっちを観たほうがよほど感動できる、かもしれない。
満足!
映像に魅せられます
まず、映像に迫力があります。マシンも人も風景もとても美しく、特にレースカーの美しさには惚れ惚れしました。速く走る為に、全てをそぎ落とした車には物質以上の何かが宿ってしまうのでしょうか?美しい彫刻とか、仏像のように手を合わせ、跪き命まで捧げようとしてしまう位に…
マッ、イロイロ言っても、率直な感想を言うと…あー、F1見に行きたい!あの爆音が聞きたい!スタンドで冷めかけた焼きそば食べてワクワクしたいよー。やっぱF1って良いよねー。昔は安全性を殆ど無視してたから、大変だったんだねー。でも、その分くっそ面白くてくっそカッコ良かったんだねー。
セナ、プロ、シューマッハも映画化して欲しいなあ。
でも、そん時は、邦題にクッソくだらない「プライドと有情」とか付けんなよ!絶対シューマッハさんにドヤされるし!そうだ、セナさん、シューマッハに「お前はまだ来るな!天国に来るには小僧過ぎるぜ」って言ってやってよ。それも友情ってもんですよね?(涙)
胸熱
人間ドラマとしては◯、レース映画としては△
事故後、ラウダが大変な思いをして復帰した姿が描かれ痛々しい。そのラウダと2ポイント差で追うハントとの決着の裏側は、まさに二人の生きざまそのものを見た気分になる。
70年代後半のF1は、人とマシンのバランスがいちばん取れていた時代だと思う。マシンもピットもハイテク化される以前で、ドライバーの人間味がマシンに乗り移り、その走る姿は見ていて美しい。
また、日本GPのシーンでは、ティレルの6輪が懐かしい。まだメカ的な試行錯誤で競っていた時代を象徴するマシンだ。
自由奔放に生きるハントにクリス・ヘムズワース、知的だが少し神経質なラウダにダニエル・ブリュール。両者ともぴったりのキャスティングで、その人となりをきっちり描き、まったく正反対の二人が反目しながらも相手の技量を認めていく過程は、これまでのレース映画にない濃密さがある。
私生活をレースにオーバーラップさせる手法は成功している。ただ、レースそのものから熱いものが伝わってこない。
ちょうどハントとラウダが出会った頃に公開された「栄光のル・マン」(1971)は、ドラマ部分は本作に比ぶべくもなく希薄なのだが、その臨場感にはクルマ好きを唸らせる底力がみなぎっていた。その効果で、たいして深くもない人間模様がくっきり浮かび上がっている。本作のレース・シーンにも熱い血が流れていたらと思うと残念。
当時の映像に合わせた粒質と色彩の処理は見事。
そうだったのか!という感あり
F1のようなテンポの良い映画^^
スクリーンに限る
当時の熱狂が懐かしい
ニキ・ラウダは当時、王貞治なみの人気がありましたが、観客は大事故を目当てに押し掛けているような雰囲気があって怖かったです。当時の事故映像は残酷だったし、レースの盛り上がりは異常でした。それを男の友情と競争心を中心に描いたので物語として分かりやすくなっています。エンツォ・フェラーリがチラりと出てきますが確か『勝利か死か』とか鬼のようなことを言っていて采配していたのも大事故を多発させた原因だったような気がしますが…。
映画ではハントが暴力を振るってましたが、ドライビングもあんな感じで良く事件を起こしていたかなぁ?
あと、マリオ・アンドレッティをはじめとして懐かしい名前が出てきますが、事故死された方も少なくなくて、こみ上げてくるものがありました。
広告に偽りあり?
手に汗握ってしまった
面白かった!最初から最後まで飽きることなく観入ってしまった正直この時代のF1はほとんど馴染みがなくて興味なかったんだけどクリヘムが出てるからって理由だけで娘と映画館へ。F1マシンのドドドドドーって音がお腹に響いてレースのシーンでは手に汗握って、うわーF1観たいって思ったわ。女の子のスカートめくってるようなガキ大将のジェームズ・ハントと真面目でガリ勉タイプのニキ・ラウダの同じF1レーサーなのに対照的な二人の嫉妬、羨望、友情の男臭い物語。男性はこういうの好きかもね。マイティー・ソーほどマッチョじゃないクリヘムもいいわ。お尻がキュートだったし。奥様役の女優さんがDr.HOUSEの13番だった。これもBlu-ray買いたいと思う作品だわ。
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