「一人で観たい」ラッシュ プライドと友情 Gonzoさんの映画レビュー(感想・評価)
一人で観たい
ド迫力のカーバトルをネタに展開される、一昔前の少年ジャンプ王道的なストーリーを楽しめる映画でした。対照的なライバルが反発しつつもお互いを認め合いかっこよく戦う様をひたすら愛でる、これに尽きます。ハントの活躍に奮起し、つらい治療を乗り越えて事故からの奇跡的な復活を遂げるニキという、まさに「努力」「友情」「勝利」の世界観。ごく少数の「クズ」(例の記者等)を除いて、登場人物各々が魅力的なのもお約束です。
どう思われようとも、この映画は映画館にて男一人で観ることをおすすめしたい。いくつになっても「すぐ壊れる高価なおもちゃ」に熱中する子供であることが明るみになって気恥ずかしいですので。
すでに触れられていますが、クライマックスの最終決戦が激しく雨が降る薄暗い富士山麓で、というのが日本人として嬉しいシーンでした。
ついでに、印象に残ったのをもう一つ。ニキがマレーネと出会ったのちに、ヒッチハイクでイタリア人の車に乗せてもらうシーン。隠されていた牙をむく様は、初期の「頭文字D」における藤原拓海を彷彿とさせました。
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