「そこにシビれる!あこがれるゥ!」ラッシュ プライドと友情 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
そこにシビれる!あこがれるゥ!
カッコイイ!もうカッコイイの一言に尽きる!
これぞ男!男の生きる道!というとジェンダー的な問題でやんや言われそうだけども(すいません)、そう言い切っちゃってもいいじゃないですか。言わせてくださいよ。だって、男がこの二人の男を見てカッコイイ!と思っちゃったんだもの。
や、ね。最高にカッコイイじゃないですか。ニキ・ラウダもジェームズ・ハントも。最高にカッコイイ。マジカッコイイ。さっきからカッコイイしか云ってないですけど。
舞台が1976年というのは生憎、自分は生まれてないですし、F1自体にあまり興味がないので、こんな熱量を孕んだ時代とか熱気を感じたことはないんだけども、でも、伝わって来ますよね。この一心不乱というか、意気込みというかね。体を投げ出す!命を張れる!って、そりゃ憧れちゃいますよ。
それに作り手がよく陥りがちの片方側視点にせず、「こっちを立てて、あっちを立てない」的な構造の一切から離れてるでしょ。双方向なんですよ。だから両方公平にカッコイイ。二人とも素敵だ。痺れます。
こういう世界が在ったんですねぇ。こんなカッコイイ、人も羨むライバル関係が在ったなんて。
反目し合いつつ憎しみ合いつつ嫉妬をしつつ意識せずにはいられない高め合わずにいられない好きにならずにいられない友情を感じずにいられない奮起せずにはいられない健闘讚え合わずにはいられない。
最高に熱かったです。
コメントする