「二コールが美しい」グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
二コールが美しい
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二コールは、どの役をやっても美しい。ただ美しいだけのお飾りでなく、その演技に惹き込まれてしまう。
・・・だけど、この映画はそれだけ。
モナコ公国危機の切迫感がもの足りなく、話の進め方が雑。神父の去り方は逃亡にしか見えない。舞踏会での演説も、訴える内容にしては綺麗事にしか聞こえなかった。
どうせフィクション、舞踏会で各国首脳相手に大芝居の啖呵を切って、「女優」らしいところを見せてくれるのかと思っていた。
「愛」がなければ、立ち向かう勇気は生まれてこない。だけど、「愛」ですべてがうまくいくとホントに思っているのなら、大きな間違いだ。
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