「予備知識なく見れてよかった」鑑定士と顔のない依頼人 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
予備知識なく見れてよかった
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いやー、見事にやられた。ラストも近づいてきて、なんだよラブロマンスで終わるのか、クレアの秘密ってこの程度かって心の中で毒づいた頃にガツンと衝撃を受けた。ヴァージルと同じくらいクラクラきた。オートマタは、何かの伏線だろうとは思ったけど、こんなに鮮やかに回収されるとは。
老いらくの恋は悲劇であり喜劇であるというけれども、見ていて辛いね。ヴァージルにとってお金よりも大事なコレクションも失い、クレア自身が贋作だったとは。回想シーンで映されるベッドシーンが生々しくて、老いた男と若い女のコントラストが心にズキズキくる。
後味は悪いけれども、エンディング曲を聞きながらいろんなことに思い巡らせた。「いかなる贋作の中にも必ず真実が潜む」ているセリフをビリーは言っていたけれども、真実はヴァージルの恋なんだろうね。切ない。
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NOBUさんのコメント
2020年5月30日
おはようございます。
イロイロとヤラレル映画ですね・・。
私の場合、ストーリーの鮮やかな捻りとシルヴィア・フークスのミステリアスな美しさでした・・。
では、又。