「感情移入が出来ず」鑑定士と顔のない依頼人 ユカリンナさんの映画レビュー(感想・評価)
感情移入が出来ず
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恋愛映画とかミステリーと知らずに見ました。
念のため観て面白いと思う人は多いと思います。
以下超ネタバレです。
面白かったが役者の演技がうますぎて感情移入が出来ず結果が予測できてしまう作品。
導入部分全然集中ができなかった。
というのも私にとって主人公がなかなか嫌な人(笑)極悪ならともかく自分勝手で早とちりで人をなじると言うよくいる嫌な人。
そう言う目で見てさらにミステリーと知りストーリーの中でのトリックが結構目につく。
クレアのわざとらしい出現や本当に世間から遮断されてる?と言う容貌や言動もだけどそもそも対人恐怖症があの自分勝手な老人に恋心抱く?
逆に老人は恋愛経験ない人特有の自分に都合よく解釈するから騙すのは簡単そうだけど。
でも彼も彼女を愛してたのかな。好奇心持った女性が絵画のように若くて美しかっただけの気がする。
結末を見ても疑問
仕掛け人のビリーはともかく些細なことで疑うロバートとはいつどうやって知り合った?
一流の鑑定人が盲目になる以前にあの部屋が作られたものかわからないものか。
など。どちらかと言うと主役が魅力的な詐欺集団で私服を肥やす詐欺鑑定士からまんまと全財産巻き上げると言う話の方がしっくりくる。
鑑定士がいい人じゃなくてよかった。
集めた絵画と引き換えに恋愛らしきものを経験した彼がどう変わるのかは気になるところではある。
全容が分かるのが本物のクレアからというのはちょっと不思議だけど良いクライマックスでした。
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