「美術品の贋作は見抜けても」鑑定士と顔のない依頼人 あきちさんの映画レビュー(感想・評価)
美術品の贋作は見抜けても
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贋作の愛は見抜けませんでした。ってか?
やかましいわ!!!
と終わった後にツッコミが入りました。
主犯格はビリー、仲間が「クレア」、管理人、ロバートの4人組?
伏線は多少あったにしろ、オチが唐突すぎてどこまでが詐欺集団(仮称)だったのか、という疑問が消えません。ロバートの彼女?たちは本当にただロバートに遊ばれていただけだったのかしら…?
ビリーが犯行に及んだ理由は自身の絵を認められなかった恨みからってところからなんだろうけど、「クレア」とロバートはどこからなんの理由で協力してたんだろう。
ロバートの身軽さから元々組まれた詐欺集団ってことは考えにくいし。
オールドマンが若者に襲われ、「クレア」が屋敷から出て来たシーン。前置きにあった会話から考えれば少し無理があるように思えたが、あそこから「クレア」の愛が本物であったかどうかを判断するのは鑑賞者に任せるということなんだろうか?正直あそこで「クレア」が出てこようと出て来まいとなにも話の筋には影響がないように思える。
鑑定士として生涯をかけて相当な地位と名誉、そして美しい美術品を築き、集めて来た男が、顔のない依頼人(クレアのみを指す意ではない)によって少しずつ少しずつ気づかないうちに“今”を奪われ行くようだった。
見終わってすぐは「???」という感じだったが、雰囲気がとてもよかった。個人的には鬱々となる胸糞エンドも悪くないかな
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