「マジかよ、悲しすぎる童貞老人の恋の結末」鑑定士と顔のない依頼人 mimiccuさんの映画レビュー(感想・評価)
マジかよ、悲しすぎる童貞老人の恋の結末
鑑定士のバージル・オールドマンは、屋敷に引きこもりのクレア・イベンソンの依頼で美術品を鑑定で訪れる内に恋に落ちて…。
オールドマンが屋敷で拾った高性能オートマタの部品を、女好きの青年トーマスに修理復元を依頼する。
壁一面女性の肖像画で埋め尽くした豪邸にイベンソンと住み始めた矢先、彼女はトーマスともども忽然と姿を消してしまう。
時計の部品の装飾のカフェで誰かを待ち続けるオールドマンのワンショットで幕。
恋に嵌まり彼女のために死力を尽くすバージルに対してあまりにも酷い仕打ち、見終わったあと思わず「そりゃないぜ!」となってしまった。悪友っぽく描かれてたビリーやトーマスまでも一気にどんでん返されて唖然。
ラストに小人の女性(こっちもクレア)が数字にまつわる数々の謎を解き明かしていくのには、いくつかあったカフェ内での会話の伏線もまたみたくなる。
コメントする