「悲しいハッピーエンド」鑑定士と顔のない依頼人 MR.3さんの映画レビュー(感想・評価)
悲しいハッピーエンド
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人生を鑑定士という職業に注力してきた童貞おっさん。
そのおっさんが人間性を取り戻すヒューマンドラマです。
道中はラブストーリーand少しミステリーな部分もありますが。
幽霊?オートマト?と思わせて視聴者を揺さぶっていくのはなかなかうまいと思いました。
ただミステリーという気持ちで観たので、後半は肩透かしというか、物足りなさがありました。
ドンデン返しとも言えなくもないですが、もう後半は裏切られるにおいがプンプンしてきて「あぁ…」という感じです。
最後の最後、カフェで待ち続けるのは、決して哀れなバッドエンドなのではなく、彼が愛するということの素晴らしさに気付き、それを信じ続けることが出来る人間になれた、という悲しいハッピーエンドです。
とはいえ、自分のような人間は大満足!といえる終わり方ではなかった…。
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