「見いる」鑑定士と顔のない依頼人 マッターホルンさんの映画レビュー(感想・評価)
見いる
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騙す方が悪いのか、騙される方が悪いのか、あるいは騙されてもなお幸せなのか。巨額の富を持つ人の間では、しばし聞かれる身近な人による詐欺。世の中にはお金のために続ける人間関係が多いのだろうけど、持てるものの尊大な態度が度を越すと、憎しみに変わるのだなー。
この場合、いつまでも希望を捨てられないほど、女性にうぶな男性を騙すのは、最も心をえぐるえげつないやり方だけど、騙すには最適のとっかかりだったな。お見事です。
映画として、希望を残したのか、ただあわれな男性を見せつけたのか、余韻を残して、見終わっても頭から離れない映画になりました。
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