スティーブ・ジョブズ(2013)のレビュー・感想・評価
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で、ジョブズさんて何したの?
という興味での鑑賞。
噂とニュースで聞いた巨人が、何を世界にもたらしたのかを知りたくて…
まず。
アシュトン・カッチャーの成り切りっぷりが見事!
キャストのクリソツぶりも見事。
でも、伝記映画としては薄っぺらい。
なに一つ、私が電脳原人だというのを差し置いても凄さ、イノベーション加減が伝わらない!涙
アップル信者の方にはまた違うのか?なんて思いながらも。
映画的な盛り上がりも無く…
ただただ、アスペルガー気味のボスには付き合いたく無いなと思うばかりでした。
皆が自伝評伝読んでる訳じゃないんだから!涙
伝記映画の、悪い見本でした。
写真を集めただけの映画
映画が似せるために作っただけのスライドショーになってしまい、外側だけの中身がない映画になってた。話はよくわからなく、ジョブズを変人に下手あげるだけで、成功と挫折がよくわからない。演技は勉強したかんあり。
エピソードが…
特にジョブズやアップルファンではない私でも知っている逸話すら無くて、ちょっと残念。当たり前過ぎて割愛されたのか?
それにしても、あのこだわりようったら日本の職人さんみたい!!
正にそう、職人さんでした。
そして可愛らしかった。
自分のアップル製品さえ愛しくなりました。
うーん、微妙だ。
今一つ。映画のメッセージが理解出来なかった。ジョブズの何が凄いのか、ジョブズがどーやって成長していったのか、ジョブズのこだわり全てが上手く描かれていなかった。
ただ、ジョブズのように成功するには、社会での複雑な人間関係に耐えられるだけの人間であることが必要であり、それをジョブズは乗り越えて来たという事実は分かった。
父性の創造。
彼がこの世を去ってまもなくNHKでスペシャル番組が放送された。
おそらく彼の人生は映画化されると(当たり前のように)予感したが
まったくその通りで、その頃すでに映画化の話は持ち上がっていた。
じゃあこの番組を録画しておいて、映画化されたらもう一度見ようと
ずっと温めてあったので、映画鑑賞後にもう一度じっくり見てみた。
映画で描かれなかった彼がTV画面に広がって、終いに号泣した。
先般公開されたM・ザッカーバーグ映画のように、人格に矛盾のある
人間を掘り下げるテーマが大好きだ。立派な経営者が立派な媒体を
開発するのではないところが最大の魅力である。
ジョブズの場合は、生後まもなく養子に出され(実親は未婚の大学生)
自分は捨てられた子供だという執念がずっと彼について回るのだが、
その後できた自分の子供を認知しなかったことは実親とよく似ている。
一般家庭に汎用コンピュータを、老若男女が使うことのできるものを、
と謳いあげているにも関わらず、家族の在り方がまったく分からない。
元・恋人に対する仕打ち、自分に異を唱える人間を容赦なく罵倒・解雇
する冷徹さは、ひょっとして親譲りなのかもしれないな、とさえ思った。
だがそんな彼の創造力の豊かさは25年先を見据え大ビジョンを描く。
それを着々と実現させる実行力に於いて、誰も右に出るものはなかった。
普通技では出来ないことを次々と成し遂げていく彼を凄いと思うのだが
彼は自分が発明者ではないことを明言している。優れた先人の技術を
利用する(盗用という意味でなく)ことによって、新たな製品が開発できる
アイデアをこれだけ魅せる人って今までいなかったんじゃないだろうか。
経営面では失敗を繰り返した彼が、晩年に築いた温かい家庭。
死ぬまで仕事一辺倒だったかもしれない彼が、やさしい笑顔を見せた
ことが(映画では庭いじりのシーン)とても嬉しかった。彼は家族の為に
自身の技術を発揮し、喜ばれたことが何より嬉しいとTVで語っていた。
人格面での成長。父性の在り方。奥さんの影響はかなり大きい。
認知しなかった娘・リサを引き取って、当時は一緒に暮らしていたらしい。
映画では本当に一部だけ(仕方ないけど)というのが勿体ない作りだが、
A・カッチャーをはじめ、俳優陣はかなり頑張っていて申し分なかった。
実在した人間を描き切るのは難しいだろうが、例えば彼を全く知らない
人が観ても分かるように描いた方が、一般からの共感を得られたと思う。
今作では彼の一側面は見えるが、全体面が見えてこない。
ジョブズが開発した技術に人気が集まったのは、
使いやすい。分かりやすい。楽しい。面白い。ワクワクする…といった
一般人が欲しがるものを一番に考えて作られたからだと思う。
(ジョブズ&映画ファンとしては、ピクサー創設時の話も観たかったな)
残念至極
主演のアシュトン カッチャーの努力には敬服。
でも、脚本も演出も残念ながら入り込めるものではありませんでしたね。
どうしてアップルⅡが魅力的だったのか、iPodが画期的だったのか。ガジェットに対する説得力も説明もなし。
また、ジョブズの復活も淡々としたもの。ピクサーとかアイゼンバーグを描けないのが映画としての限界というものなのかもしれませんが。
ヒッピーの成り上がり映画になっています。誤りではありませんが、それってジョブズの本質ではないように思いますからね。
名場面の再現集
スティーブジョブズの人生に起こった名場面だけを切り取ったような構成で、その背景がさっぱり描かれていなかった。そんなのみんな知ってるんでしょというような意図なのかもしれないのだが、アップル1で一体何ができるのか、どのようにユーザーに届いたのかとか、ジョブズが開発予算で主にどんなことに無駄遣いをしたのかとか、不明だった。そういった当たり前と思われるような事でも面白く描くのが腕というものだろう。ガッカリである。
また、パソコン通信からインターネット、ブロードバンドへの通信の展開にも全く触れていなかった。
そういった背景を語らずに場面場面をつなげられても、ドラマとして成立していないのではないだろうか。
あんな自分勝手な男が最終的に子宝や家族に恵まれて過ごしていたのも腹立たしかった。孤独にむせび泣いてただ機械や道具にうっとりしたまま死ねばいいと思った。
役者さんは頑張っていたのだが、つまらなかった。
ちょっと物足りないな。
事実に基づいた作品。
2011年10月5日に亡くなったスティーブ・ジョブズの話です。ですが、この作品では、アップル創業から、アップル追放を経てアップルに復帰するまでを描いており、その他の、NeXTやピクサーの話には触れられていませんし、2000年のCEO復帰以後の話も描かれていません。スティーブ・ジョブズ=アップルとも言えるので、アップルの話に絞ったのは必ずしも間違いではないと思いますが、2000年以降の話を描かないのは“?”という気もします。まぁ、それは『みんな知っているでしょ?』と言う事なのかもしれませんが。
ウォルター・アイザックソンの著した伝記は読んでいますし、描かれている話は有名なエピソードばかりですので、基本的には、中身は全て知っている話です。ですが、本で読んだり、エピソードを聞いただけなのと、それを映像化して目で見るのは、理解度は違いますね。って言うか、演出もあるので『どうなんだ?』と言うところはありますが、それにしても、ジョブズの嫌な奴ぶり(笑)はよく描かれていました。ジョブズは非常に優秀で、人が出来なかったことを成し遂げていますが、では実際にこう言う人が近くにいたらどうする?と問われたら、出来れば近づきたくないと言うところが正直な気持ちです。
スティーブ・ジョブズは、アシュトン・カッチャーが演じています。私のイメージのジョブズは、もう少し細身だったと思いますが、それでも中々似ていたと思います。(って言うか、下記の1995年のインタビュー映像を見ると、ちょうどその頃のジョブズに似ていると思いました。)それ以外も、当然、実在の人物なわけですが、ラストに本人と今回演じた人物の写真が出てきますが、結構似ていましたね。
今年は、『スティーブ・ジョブズ1995 失われたインタビュー(Steve Jobs: The Lost Interview)』もあり、スティーブ・ジョブズに関する映画が複数公開されています。なぜこのタイミングなのかは不明ですが、iPhoneも5Sまで進化し、スティーブ・ジョブズが亡くなる前に企画していたと言われているiPhoneは次の製品までですから、その後のアップルの趨勢を占うとしては今のタイミングだったのかもしれません。
信者なら
この映画は、ジョブズの人となり・功績・生涯をあらかじめ全部知っている熱狂的なアップル信者が、まるでジョブズを取り巻く周辺の当事者になったような気分になり、ひたすら気持ち良くなれるようにと意図された「快楽映画」です。
なので、最もアガるシーンが「Apple1をガレージで組み立て、ショップに納品するシーン」と聞いて「おお!見たい!」と思えない人は、見るだけ無駄な映画です。
なお、私はアップルの熱狂的な信者なので、何でもないようなシーンで3回ほど涙が頬を伝いました。
そういう類の、気持ちの悪い映画です。いや、映画というより単なる「名シーンの映像化」と言ったほうが適切かもしれません。。。
賛否の分かれる作品だろうが、個人的には好感が持てる仕上がりだった
「えぇ、どう見ても、このスティーブをアシュトンが本当に演じているの?」と疑いたくなる。
どこから見ても、マスコミで流れていたスティーブ本人の様にしか見えないアシュトンには、今迄の彼の作品から受ける、イメージからは余りにも、程遠いのに驚かされる。
そして、彼のその芝居の迫力に圧倒され、私はファーストシーンからあっと言う間にこの物語へとどっぷりと浸り、虜になる。
それって、もしかしたら、アシュトンのファンだから興味が涌いただけなのか?
兎に角、スティーブが完全にアシュトンに乗り移っているようで、恐いくらいだった。
それはまるで、2011年に、まだ50代半ばで逝ってしまった彼が、夢を追いかけようとする、世界の若者達に、夢の実現の仕方を伝授するべく、アップルコンピューターの始まりの話をしてやろうと言って、あちらの世界から急遽戻って来たかの様に、本当にマスコミに顔をよく出していた彼の姿そのものの、ビジネスマンとしての彼が出現していた。
それ故に、ビジネスマンとして驚異的な指導力と、行動力・カリスマ性を持ち合わせていた天才仕事人間の日常を見事にこの映画は描き出していたと思う。
と言うわけで、スティーブの仕事人間としての姿だけを取材しているドキュメンタリー作品を、再現フィルムで見せられているようである為に、人間ドラマとして考えると、この映画の出来は、何ともバランス感覚の悪い、突っ込みどころが満載の後味の悪い作品であった。
だが、ファーストシーンから描き出していた、彼のキャラは、初めは身勝手で、絶対に自分は知り合いになりたくない、ゲス野郎に見えていたが、映画の終盤には、彼の人柄にも理解を示す事が出来るような仕上がり加減になっていたと言う事に於いては、作品的には、やはり、ジョブズの人間的な魅力と苦しみや、葛藤と言う物がしっかりと描かれていたと言う事も結果的に言えるのかも知れない。
しかし、地位と名誉と膨大な資産を手に入れても、人間必ずしも幸せな、楽しい人生とは言えないと本当に、この作品を観ていると思い知らされる。
この映画の終盤、アップルに再び戻って来た、彼が「クレージーな人達がいる、反逆者、厄介者、物事をまるで異なる目で見る人達、彼らは、クレージーと呼ばれているが、本気で世界は変えられると信じているクレージーな奴こそ、この世界を変えられる」と言うシーンが有る。
この言葉は本当だろう。多くの凡人は、天才と呼ばれる才能を発揮した人間の恩恵に預かりながら、平凡に生きている。
人間にとって、どちらの人生を選んで生きるのが幸せなのか?その事もその人の生き方の価値観に因るのだろうし、才能の有無にも因るが、しかしスティーブは全速力で彼の力の限りを尽くして人生を走り抜けたのだから悔いは無いのだろう!
アップルVSジョブズ?
意外に期待していただけに、ちょっとがっかり。
多分、実在する人物を忠実に描こうとしていたためか
細部のストーリーのつながりが悪く、
なんだかしっくりしない部分が多く残りました。。。
なぜ、認知していない子供の名前をパソコンに付けたのか?
あれほどまで、嫌っていた子供と同居するようになったのか?
いつ、結婚したの?いつ子供うまれたの?
などなど、映画が進むにつれ、疑問がわきます。。。
アップルとジョブズの関係だけにスポットをあてたと
認識しない限り、ちょっと不満が残りました。
ストーリーには、疑問が残りましたが、
主演のアシュトン・カッチャーの演技は素晴らしいです。
まさにジョブズ。あのひょこひょこ歩く姿なんか、
もう本人かとと見間違えます。。。
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