「もうひとつ踏み込んでほしかった」R-18文学賞 vol.2 ジェリー・フィッシュ yamatakayamaさんの映画レビュー(感想・評価)
もうひとつ踏み込んでほしかった
人を好きになる理由などないとは言うけど、やはりレズを描く映画としてはもうひとつ何か足りないというか・・・
人にまったく興味ない子に突然好きだと告白されるのはいいが、告白した子は過去にも現在にも男関係にみだらで、純粋なレズ映画でなかったので、もっとレズについてとことんやってほしいというか、踏み込んで描いてほしい感じがした。まぁ男とのセックスシーンや2人の裸が単に見たい人にはいいかもしれないので評価は分かれるでしょうけど。
しかし18禁映画にしたのだから、ヘアー全部にボカシを入れるのはどうかと。今やヘアー解禁?となっている時代で、文学芸術作品?と謳っているなら、所々ボカシが入るのはホントしらけるので残念に思う。
あと、主人公はまだいいが、相手役の子は実年齢で25歳ぐらいらしく、セックスであえぐ顔つきはとても高校生には見えない。その後のシーンからはクラスメート役の子たちはみんな若く、一人大人がいるという感じに見えてしまった。仕方ないとは言え、主人公の子や他に子たち同様、せめて20歳前後の子をキャスティングすべきだったのではと思う。スレンダーな裸体と体当たり演技はとてもよかったので、決してその女優が悪いというわけではなく、あくまでキャスティングの話であるが。
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