「目を背けられない、ハラワタ…」私の男 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
目を背けられない、ハラワタ…
なんと言うか…非常に「熊切監督らしい」一本。
くすんだような、静かながらも何処か鬱屈を孕んだ画面に、綺麗なのに何処か不穏さを感じさせる音楽(ジム・オルークのGJ!)が素晴らしい。
そして何よりも主演二人の、特に二階堂氏の演技が生々しく胸に刺さる。
あり得ないでしょ?!と突っ込まざるをえない場面はあれど…
印象的な「血の海」演出の特盛りで無問題!
頭で観るのでは無く、人の中にある「獣性」で感じ取る一本。
観てイイ気分になる作品では全く無いので…
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