「内容は最高。売り方が嫌い。」アメイジング・スパイダーマン2 Harricaneさんの映画レビュー(感想・評価)
内容は最高。売り方が嫌い。
リブートの2作目ということで、必要な説明はほぼなくテンポ良く話は進んでいきました。
「新キャラが多すぎてゴチャゴチャしてる」そう言っている人もいて、まさにその通りだと思いますが、正直ダイレクトに文句言っていいのはライノだけだと思います。
2016年公開予定(のままであればいいが)「シニスターシックス」に登場させるキャラをあらかじめ揃えておくために下手くそな登場の仕方をさせたのがライノです。
ぶっちゃけグリーンゴブリンもそうですね。シニスターシックスにゴブリンは欠かせませんから。デインデハーン君の演技が輝き、違和感なく観れましたが、スパイダーマンを狙う動機もただの逆ギレ。悪い意味で前シリーズとの差別化がされてしまいました。無理して今作でヴィランに成り上げる必要な無かったかな…と…
ジェイミーフォックスさん演じるエレクトロは本当に文句無しでした…。
だから、エレクトロだけ!とは言いませんが、ヴィランは最大でも2人までに抑えるべきだったのかなと…
ライノは邪魔でしか無かった←
それにしても今回の作品は伏線が多すぎです。次回作への期待が膨らみましたが、突如シリーズの打ち切りが発表されたので、幻滅。SONYのプロモーションの仕方はヘドが出るほど嫌いです。
4まで公開宣言しておいて、これは酷い。
ディズニーとの連携プレーによって、マーベルシネマティックユニバース(MCU)、つまり「アベンジャーズ」の世界軸にスパイダーマンが参加できることになりましたが、双方のストーリーの辻褄が合わなくなるのでアメスパは打ち切り。よって3度目のリブートが余儀なくされました。
キャストこそそのままでいけないのか?とも思いましたが、製作陣は主人公ピーターパーカーの設定年齢を高校生にしたいらしく、現在のアンドリューガーフィルド君は現実的に出演不可能になりました。
MCUでの新シリーズが面白いか面白くないかではないです。今のシリーズに責任を持たなかったことに憤りを感じます。
アメスパ2、お話自体は本当に大好きなんです。父親ベンパーカー、そしてピーター自身も知らなかった自分の秘密、文句無しの演技により異彩を放つエレクトロとゴブリン、最愛のグウェンとの別れ、裏で暗躍する謎の男フィアー。良いところは語りだしたら止まらないです。
コミックでもなんでもいいので、この後どのような話にするつもりだったのか公表して欲しいです。これではあまりにも中途半端すぎるので…
本当に本当にシリーズ打ち切りは悲しいです。大好きですが悲しみの意も込めての★4.5
同じ意見を持っている人がいるなら嬉しいです。